頭のいい人が儲からない理由(わけ)

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アルダスページメーカー、オーロラエース、筆王など、一昔前のパソコンソフトの販売での体験談と、そのときにどういう考え方をしてどういう決断をしたか、というあたりは、自分がそれらのソフトウェアを知っていて、店舗や雑誌広告での競合製品との争いをリアルタイムに見ていたこともあり、とても面白かったです。

「迷ってるヒマがあれば試せ(サイコロを振れ)」、というのと、しかし、「漫然と時間で努力するより、考えられるだけ考え抜け」ということが大事だ、ということなのかな、と読みました。

本のタイトルもうまいですね。世の中に「自分では頭が良いと思っているが、なぜか自分の思うように儲かっていないなあ」と思っている人はたくさんいるでしょう。誰だって「ひょっとして頭が良くないからうまくいかないのでは?」と思うよりも、「儲からない理由があるなら知りたい」と思うでしょうし。

以下、特に面白かった節

  • 一本筋の通った人は失敗する
  • マトリックスで未来がわかるわけがない
  • 調べるな、考えよ
  • ビジネスの正解は『ドラゴン桜』の真逆にある
  • ポルシェが欲しいから会社をつくってなにが悪い
  • 成功する創業社長の共通点は異常な執念深さ
  • メタリーダーは優秀である必要はない
  • 組織図が先か、人が先かでリーダーの資質がわかる

無料ゲームタウン、略して「ムゲタ」

韓国で2位のキャリア(日本で言うとauみたいなもの?)が今年2008年4月からはじめて、たった4ヶ月で10代中心に20万人の会員を集めた、無料ゲームを中心とした携帯サイト「Mugeta」だそうです。どっかで聞いたようなモデルですね。

無料・ゲーム・タウンで略してムゲタ。

Web 2.0 Asiaの人が英語で書いてくれたので、そんなのがあるということを知りました。この人は「真似しすぎじゃないか、DeNAの許可取ってるのか」と批判的みたいですが、日本にもモバゲークローンいっぱいあるからねえ。真似だとしてどこからが問題になるのかは難しいところです。

同じようなブロードバンド・携帯ウェブの国で、しかも言語や文化も似ていることから、よく考えたら真っ先にローカライズが起こってもおかしくないのが韓国だと思うのですが、PCウェブのほうではIEべったり、なんでもActiveXで作っちゃうという先方のウェブ文化が大きな参入障壁になっているような気がします。Mixiや楽天も中国語圏に先に手をつけてるし。(市場の大きいほうから手をつけてるのもあるでしょう)

日本で流行ったウェブのサービスをそのまま韓国語化しても、あっちはActiveXでクライアントアプリを配ってるようなものだから、機能で劣ったりするのかもしれません。

でも、携帯の場合はどうなんでしょうね。PCとは別なので以外に移植できたりするのかなと思うけれど、あっちの携帯でJavaMEやFlashが動くのかどうか。

世界遺産もリゾートも週末+αで行くとっておきのアジア

金曜に会社を出て、月曜朝には戻ってくるような、会社員のための海外旅行入門書です。

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土日か、せいぜいであと有給を+1して三日間を活用してどこにいけるか、行った先で短時間で楽しめる何があるか、というのをアジアの12箇所についてモデルプランと著者の実際の旅行記をつけてまとめられていました。

ソウルとか香港とか、格安のパックツアーがたくさんあるところは省かれています。

  • アンコール遺跡の女神たちと過ごす休暇 シェムリアップ(カンボジア)
  • 穏やかな時間が流れる秘境の古都 ルアンパバン(ラオス)
  • シーズンオフに気軽に行くバカンス。ファイブセンスを研ぎ澄ますスパ三昧 プーケット(タイ)
  • サプライズ上海、エネルギッシュ上海、ノスタルジー上海。そして杭州の富春山に立ち寄って 上海・杭州(中国)
  • 海のシルクロードの拠点として栄えたホイアンから最後の王朝の都フエへ。世界遺産の2都を巡る ホイアン・フエ(ベトナム)
  • 九州の少し先にある海外。洗練された超美味に舌鼓 タイペイ(台湾)
  • 古都の佇まいと田園風景が癒しの時間を約束する チェンマイ(タイ)
  • とっておきのリゾート、コタキナバル。そして、不思議の国ブルネイへ コタキナバル(マレーシア)・ブルネイ
  • ファーストエンペラーの陵墓を守るつわものたち。遙かなる歴史の都、西安で2000年前の世界にタイムスリップ 西安・北京(中国)
  • 精霊たちが住む島バリ。咲き乱れる花々に囲まれて休日を楽しむ バリ(インドネシア)
  • ビクトリアエクスプレスに乗り天空の避暑地へ サパ(ベトナム)
  • 日本統治時代のレトロな建物群にドラマチックな歴史が香る中国東北地方。広い大地を列車で縦断 瀋陽・長春・大連(中国)

最近、週休4日の会社員として、まとまった休みも取ろうと思えば取れるようになったので、近場で行っていないところに行ってみたいなと思い調べています。

今興味あるのは上海、台北、ウラジオストックあたり。どうせなら現地で会える人がいるといいですね。

無料の夕食なんてない? Google食堂縮小の噂

ValleyWagによると、三食おやつお茶の時間すべて無料のGoogleが誇る社員食堂システムが、来週月曜日からコスト削減のために朝食昼食以外を止めてしまう、んだそうです。

# 社員からのタレコミ、とあるけど、もちろんまだ噂の段階ですね。

本当だとしたら、すばらしいGoogleの職場環境の象徴でもある食事に手をつける理由はなんでしょう? コストは確かにかかるだろうけど、人件費や募集への効果に比べればそんなに大きなものなのかなと思いますし。食堂を委託している会社との不和、みたいなこともValleyWagは言ってます。

[追記 2008-08-27] 「非エンジニア社員への」中止だということです。エンジニア天国はまだ安泰ということですか。しかし、エンジニアと非エンジニアで一緒にランチをとったりすることもあるでしょうし、ある建物に無料食堂が無いだけなら、遠征するのはOkなのか、とか、まだまだ不明点が多いような気がします。

食堂より広い話ですがほぼ同時にこういう記事も。翻訳がちょっと煽ってる風です。

グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ――同社を去る従業員が増加 : Googleウォッチ – Computerworld.jp

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