[台湾4] 陳さん、盛園の小籠包、中正記念堂と二二八和平公園、大腸臭臭鍋

全部外食は楽だけど、朝ご飯のために顔洗って着替えて子供のミルク用意して3人で駅前まで行くのはたいへんなので、今日は一人で行って買ってきました。

今日は昨日行った店の並びとは違う方向の道にある小厨房という店を試します。鉄板で焼いてる卵を指して二本指を立てたら、メニューを出されて具を選べと言われました。

パンに焼いた卵と肉・魚を挟んだもので、「漢堡類」と言うようです。燻雞(チキン)$45と鮮蝦(エビのすり身?)$45を注文。バンズと食パンとどちらかを選べと言われ、バンズに。ドリンクはゴマ飲料の芝麻糊$20。アパートに持ち帰って食べました。

美味。食べた後調べたら漢堡類=ハンバーガーということでした。具が中華風だけど言われてみればハンバーガーだ。

午前中は仕事。

昼、アパートまで友人の陳さんが来てくれた。陳さんは僕の学生時代に、留学生として日本に来ていたことから知り合った人で、僕にとっては初めて友達になった外国人の一人です。ずっと前から「台湾に遊びに行くから」と言っていたのですが、延び延びになっていました。ちなみにもう一人学校に来ていたタイの留学生の方には、卒業旅行でバンコクまで会いに行ったのですが。

日本からのおみやげを、二人の娘さん達の分も渡します。陳さんには地元のケーキや梨をいただきました。

陳さんは台北市ではなく郊外の台北県に住んでいて、あまり市内の中心部には来られないということですが、お友達から推薦されたという小籠包のお店「盛園」に連れてきてもらいました。MRT淡水線の中正記念堂駅の近くにあります。

送信者 Taiwan 12-20
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小籠包、瓜の入った小籠包、クコの実エビ蒸し、油揚げのスープ、蒸しキャベツ、芋とタピオカの入ったデザートなどをいただきました。おいしかった。

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食後は、近くの中正記念堂へ。途中通った有名らしい私立高校では、通り向けに有名大学の合格者が名前入りで掲示されています。学校の宣伝でしょうけど、日本ではこういうのは今やらないですよね。

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「中正」は、台湾の総統だった蒋介石の別名ですね。大陸から逃げてきて何十年も戒厳令を敷いたこの人には、台湾の中でも人によってどう思うかが分かれているようです。一旦は「自由広場」という名前に改名されたものの、政権が交代してまた中正記念堂に戻ったとか。(正門には「自由広場」の名前が残っています。

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ちょうど3時の衛兵交代の儀式が近かったので、儀式を待つことに。3時が近づくにつれて、観光客が増えていきます。

立っている衛兵は、人形のように全く動きません。

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ほんとうに生きているのかと思うぐらいですが、時間になると入口から交代の衛兵と引率の隊長(?)が表れて、銃をクルクルと回したりといった踊りのような儀式をしました。

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同じ広場の中にある、中国風の赤と金の大きな大きな二つの建物、片方の国家戯劇院に、バレエ「くるみ割り人形」の公演の大きなポスターがかかっていました。

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連れは毎年クリスマスシーズンにはくるみ割り人形を見るということですが、今年は台湾に来ているので諦めていました。しかし、ここで観られるのなら僕が子守りしてるよ、ということで観劇を勧め、陳さんにも手伝ってもらって1Fのチケット売り場で日曜日の昼の回の予約を入れました。一番いい方から二つ目の席が$1600(4400円)と、東京で観るのに比べると断然安いそうです。

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その後、道を歩きながら昔の台北の城壁だった東門を見ます。

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東門の近くのとても立派なビルは、以前は国民党の本部だったそうですが、売却されて今は民間企業が入っているとのこと。

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総統府を遠くに見ながら、二二八和平公園に。

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この公園の名前が示す二二八事件については、台湾のガイドブックにも出てくるし、台湾の歴史の何冊か読みました。たいへん重い事件だし、まだ多くの関係者が存命している時代のことでもあります。民衆がラジオ局を占拠した地点が、この公園の中にあるのです。

公園の中にある国立台湾博物館に入ります。外観も中もとても美しい建物。

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台北駅近くの喫茶店に入ります。1949年創業と書いてある。カフェラテとケーキで$200(550円)。台湾としてはちょっと高い。調度も高そうな高級店でした。

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しかし、なぜか座った後に子供のお腹の活動が突然活発になり、おむつを2度換える羽目に。陳さんがいたから通訳してもらって使ってなかった3Fに案内してもらいオムツ交換できたけど、言葉が通じなかったらもっと大変だったろうなと思います。

台北站で陳さんと別れ、地下鉄でアパートに戻ります。夜6時。歩きづめだったせいかそのまま寝てしまいました。

夜9時過ぎにお腹が減って目が覚める。歩いて大龍街夜市へ。斜めの道を通って孔子宮の前に出て、そこから夜市を南へ歩いていきます。路上に出た屋台と、普通の店舗の両方が営業していて二重になっています。でも車も通るので屋台を見てると怖いことも。ここはローカルな夜市のようで、あまり観光客はいないっぽいです。

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メロン$55(150円)。台湾はフルーツの国ですね。

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今日は汁物が食べたいねと探していると、鍋のお店があったのでそこにすることに。例によって中国語でまくしたてられたので、言葉ワカリマセーン的なジェスチャーをして、メニューから良さげな感じのアイテムを指差します。

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僕は「とりあえず知らないものがメニューにあれば頼む」といういつものパターンで、「大腸臭臭鍋」という名前からしてすごいやつを指しました。鍋係の兄ちゃんが英語で「おまえはそれが何か知ってるのか?」と心配してくれたので、「まあ、試してみるよ」と答え店内へ。

店内は机と椅子が低いタイプ。椅子を4つとコートを使って子供置き場を作成。これはヒットで、子供を置いて二人同時に食べることができました。

やって来た大腸臭臭鍋はこれ。見た目は普通の鍋ですね。しかし湯気からもすごい臭いが。肝心の臭い豆腐やモツは下の方に沈んでいます。

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臭い豆腐は、噛んでもなんだか妙な味。まあ食べたんですが。

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ちなみに連れはこの臭い豆腐の臭いがたいへん苦手なようで、道で嗅いだ瞬間に通りの反対側に行ってしまいます。連れはキムチ鍋を頼みました。中に、米を何かの血で固めたおかずが一個入っていて、食べられないというのでもらいました。これもまあ、独特の味かな。

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時々見たこともないものが入ってますが、他は日本とそうかわらないですよ。白菜とかシジミとか豚肉とかカマボコとか。

お店の名前が「三媽臭臭鍋」、と臭いを前面に押し出しています。

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