[台湾 9] 台北市内の温泉、紗帽山温泉

今日も果物で遅い朝ごはんから、多少仕事をやっつけ、午後過ぎから出かけます。今日は温泉!

地下鉄の悠々カード(Easy Card)の残額が少なくなってきたので、駅で初チャージ。日本のSuicaとは違い、台に置くだけというスタイルの機器。隣には日本と同じで差し込む型のもありましたが。

台湾は日本と同じ火山の国で、温泉はふんだんに出ています。しかし、中国文化では他人の前で裸になるのは抵抗があるため、温泉文化は日本の植民地時代に持ち込まれたものだそうです。

日本での下調べでは、地下鉄だけで行ける台北北側の北投温泉と、原住民文化も見られる南側の烏來(ウーライ)温泉を検討していました。しかし、昨日ご飯を一緒に食べたときに、Finjonさんが台北から一番近い温泉はここだ、という情報をもらっていたので、まずそこを試すことにしました。なんといっても地元の人のおすすめですからね。

温泉の名前を紗帽山(さーまおしゃん)温泉といいます(台湾中国語のサイト)。通りの名前から行義路温泉とも、陽明山温泉にまとめてしまうこともあるようですが。

MRT淡水線の石牌駅で降りて、バスの508号に乗ります。実はここでバスの方向を間違えてしまい、逆方向に行ってしまいました。どこかよくわからないバス亭で降りて、反対側に渡って本来のバスに乗りました。

ちなみに、石牌駅前で正しい方角の508番に乗るバス亭は、この看板のお店の前です。覇王(翔吼拳!)

正しい方向に乗ったら、街中から10分も走らないうちに、すごい急な坂道を分け入っていきます。

行義路三、行義路四の両方のバス亭に6,7軒ずつ日帰り温泉があります。あてがなければどちらで降りてもいいでしょう。電光掲示板がないバスでも、窓から外に温泉の看板がいくつも見えてくるのでわかります。

僕達はFinjongさんからお勧めされていた「皇池」のある行義路四バス停で降りました。100mぐらい急坂を下りると駐車場があって、そこから送迎の車が出てます。歩いて行くこともできるぐらいの距離でしたが、坂は急です。車に乗り込むと建物の入り口まで連れて行ってくれます。

一定額食事をすると温泉がタダになるシステムで、入り口横には食堂が併設されています。僕らは昼ごはんがまだだったので、まず腹ごしらえをすることにしました。

メニューを解読。街中よりはちょっと高いですが、温泉がタダと思えばまあ日本よりずっと安上がり。アスパラサラダと蒸し蝦、鳥の炒め物と名物のおかゆ鍋を頼みましたが、一品余計でした。分量的にも温泉無料GET的にも。でもどれもとても美味しかったです。

ウェブでも書いてあったけど、この皇池は道の奥で一番遠いですが、食事にこだわっているそうです。たしかにうまい。お風呂の前に腹12分目ぐらいになってしまいました。

そして、食堂の支払いレシートを持って温泉のフロントに行くと、温泉無料券をくれました。

温泉の方のシステムは、大浴場か家族風呂のどちらかを選択します。乳児連れだったので残念ながら大浴場という手は無し。貸切の家族風呂なら毎回お湯を抜くので乳幼児でも迷惑はかかりません。

山ぞいに階段を上がっていった3階。扉が並んでいて、その中が個室風呂になっています。

お客が多いときは40分制限みたいですが、平日で人も少なめだったので1時間くれました。この日帰り温泉街は、土日になると台北から大勢お客が来るようなので、平日とか深夜(24時間やってるところも多いみたい)に来るのが一番よさそうです。

日本人としてはお湯を溜めて着替えも含めて40分や60分というのは短すぎると思いますが、少なくとも長風呂好きの僕はそうでしたが、これは習慣の違いでしょうがないかなとも思います。台北っ子の多くにとっては、もしかすると食事がメインで、温泉につかるというのは「ちょっと日常と変わったことをしてみる」という程度のおまけなのかもしれません。

上がったら日没してました。日本風を意識したような木造の建物は夜もいい感じです。ここが日本じゃないとは思えない。

うまい台湾料理をたらふく食べて、貸切温泉に入って二人で$800(2400円、僕達は料理を頼みすぎて3000円ぐらいになりましたけど)というのは日本では考えられない体験でした。北投温泉なんかはもっと日本人慣れしてて日本語もずっと通じやすいみたいですが、さすがにこれよりは掛かるようです。

帰りもバスで石牌まで行って、石牌駅周りも店がたくさんあるのでここで晩御飯を食べることにしましたが、お風呂前にものすごく食べたせいでまだ腹は減ってないので駅前から見えた美容院で散髪をすることにしました。

普通に東京にもありそうな内装にスタッフの店です。日本語は通じないのでヘアカタログを出してもらったら、日本の雑誌が10冊ぐらい出てきました。

適当に選んで椅子に座ると、鏡の下には液晶テレビが。台湾のテレビ放送は常時字幕が出るようなので、音は鳴らなくてもそれなりに楽しめるのかもしれません。

カットとシャンプーで250元(750円)でした。

散髪でさっぱりしたあと、駅の周りをうろうろしましたが食べたいものが見つからず、正確には意見が一致せず、排骨便党の店で弁当を買い地下鉄に乗ってアパートへ帰り、アパートで食べました。

昼の温泉での食事に比べると値段も量も控えめですが、これはこれで。骨付き肉のカツはまあ普通ですが、付け合せの野菜が美味しかった。

[台湾 8] 天母SOGO, Finjong KianさんとBob Chaoさん, 士林夜市

起きても体が動かない。疲労がピークに達してる感じです。仕事も観光も、といいつつ観光で歩きすぎたようです。ベビーカーも無しに。昨晩ベビーカーを借りましたが、今日はもう出かける気がしません。

買い置きのお菓子を食べつつ洗濯などしてまったりと過ごします。1時ぐらいに近所で気になっていた軽食屋へ。店内に入ってから気づいたのですが、営業時間5:00-13:00と書いてあり、完全に朝型のお店です。

お店の掃除が始まっていたので申し訳なかったのですが、注文は聞いてくれるようだったし他のお客も来て頼んでいたので、ここで昼食をとることにしました。

メニューの漢字がだいぶ読めるようになってきました。蛋餅と、これもずっと食べてみたいと思っていた、大根餅「蘿葡糕」です。(真ん中の字はちょっと違うかも)。紅茶もついて$50

アパートに戻って、午後もパソコンに向かって仕事。今日は夜に会食の約束があるので、昼は体を使わずに備えます。

夜。地下鉄で芝山駅へ向かいます。

Finjong Kiangさんは、9月のPHPカンファレンス2009東京に海外ゲストスピーカーとして来ていただいた時にお会いし、symfonyのメイン開発者であるFabien Potencierさんらと一緒に東京観光に行きました。

Bob Chaoさんは、Asiajinの著者の一人であるMichoさんの紹介で今回初めてお会いしました。日本には5回行ったことがあり、日本語も勉強中ということ。台湾でのMozzilaコミュニティで活動されている方です。台湾でのFirefoxキャラクターFoxmosaのシールをいただきました。

駅から5分ぐらい歩いて太平洋SOGO 天母店に。日本のSOGOとの関係は名称のライセンスだけだそうですが、新光三越といい、日本と関係のあるデパートが台北には多いですね。

8Fのレストラン街にある中から、台湾小吃のお店で豚足チャーハンや酸っぱい白菜の鍋、緑豆から作ったゼリー上の小吃などを食べながら、それぞれの仕事や日本と台湾のウェブやコミュニティ活動などについてお話をしました。

食後におむつ替えが必要になりましたが、ここの4Fにある授乳室は今まで見た中で一番広くて奇麗でした。新宿の伊勢丹よりいいかも。

地下のスターバックスでお茶したあと、

地下鉄で一駅南下し、士林駅へ。台北の夜市の中でも一番有名な士林夜市を歩きます。

Bobさんは士林の夜市の中に住んでいるそうなので、ご飯や買い物、散髪などなんでも士林夜市ということ。

士林駅側は、衣服やアクセサリーなどの店や屋台が多く、一つ南の劍潭(Jiantan)駅のあたりの食べ物が多い通りまで、二つの駅の間がずっと夜市という規模です。上野と御徒町の間のアメ横にさらに道いっぱいの屋台を置いたような。

狭くて混んでいる道に、トランクを持った一団がやってきて通りの真ん中にもう一列、強引に屋台を展開します。一団の中にはトランシーバーを持っている女の子が居て、トランシーバーから何かが聞こえたと思ったら、開いたままのトランクを台車ごと押してみんな逃げて行きました。許可のないゲリラ販売は禁止で、トランシーバーはその手入れを伝えるものだったそうです。なんという活力!

ヨン様もクリスマス

木村拓哉DVD事務所って… 日本のドラマや映画のDVDもいっぱい並んでます。高いのと安いのがあって、高いのは正規版ということなので、安い方は…

「東京着衣」という服屋。「日本」「東京」は台湾ではとにかくクールなイメージがあるようですね。東京に英語やフランス語の名前(マンション名とか)が多数散りばめられているのと同じような感じで、日本の地名やカタカナ、日本のキャラクターなどがそこかしこにあります。

士林夜市にはユニクロまでありました! 中まで見てませんが、日本から独自に輸入したユニクロの服を売ってるらしいです。来年には正規のユニクロも出店するということです。

[台湾][写真] Google中国問題は台湾でも関心が高そう

九份(観光地。「千と千尋の神隠し」のモデルの一つとも言われる)に向かう途中の特急列車(自強號)で、前の座席の人が読んでいた新聞

Googleの中国政府への情報検閲に対する対抗姿勢を伝えるニュースの記事を読まれてます。

台湾には本土でビジネスを展開する人も多いので、関心も高いでしょうね。

[台湾 18] ふたたび美麗華百樂園デパート

午前中仕事して午後から美麗華百樂園(ミラマーデパート)へ。昨晩に置き忘れてきたおむつポーチが忘れ物として届いてないか、デパートの番号をウェブで調べて電話を掛けたんだけども、中国語の自動音声応答しか出ないために連絡がつかず、しょうがないのでまた行くことにした。

今日は雨も降ってないし、ウェブで下調べした上で駅前のバス停に行って21番のバス(東湖行き)に乗った。このバスは下車払いだった。忠烈堂の前を通って15分かからずに剣南路駅の次のミラマー前バス停に到着。昨日の帰りはMRTの木柵線、板南線、淡水線と大回りしたけれど、これならバスが圧倒的に速いし楽です。

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なお、淡水線沿いなら剣潬駅まで行けば、そこから無料バスが出てるようなのでそれを使うのも手です。

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1Fのインフォメーションセンターで事情を説明。日本語話せますとウェブにあったけど実際には英語じゃないと意志の疎通は難しかった(たまたまその時居た人かも)。そういう届け物は無いけど、もし見つかったら連絡するので無くした物の特徴や連絡先を言われた紙に記入しました。

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また来てしまった大観覧車。もう乗りませんが。三連休中日でデパートは人であふれていましたが、列は短かった。もうみんな飽きたのかな?

連れが屋台料理や地元の食堂に疲れてきているようなので、フードコートの横にある日本料理(しゃぶしゃぶ、鉄板焼き、すき焼き)の店でしゃぶしゃぶを食べることに。そのとき、携帯が鳴ります。インフォメーションセンターからで、無くしたポーチが見つかったから取りに来てということ。1Fに戻ったら確かにありました。いやーよかった。

地下に戻ってしゃぶしゃぶ屋に。店の残り半分の鉄板焼きは大人気で並んでいるのに、しゃぶしゃぶコーナーはガラすきでした。

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普通の牛肉、のセットで$200。しゃぶしゃぶの出しをトマトスープにすると+$50とか、肉を松坂牛にするとプラス何十とか、細かく決まっています。豚、羊、鶏や海鮮なども。街中でもしゃぶしゃぶは500円~1000円ぐらいで、1000円ぐらいだとメイン以外のゴハンや飲み物やデザートの食べ放題までつくみたいです。毎日しゃぶしゃぶでも良いというシャブスキーの人は台北移住を真剣に考えた方がいいかも。

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食後はデザート。台北101のフードコートと同じですが、台湾デザートの小南門があったので、今度は8番の総合(全部入り?)を頼みました。$50。豆花・茹でピーナッツ・プチプチした黒いゼリー・緑豆の直方体なゼリーの組み合わせです。

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帰りも、MRT剣南路駅から道路の反対側にあるバス停から、今度は208番に乗って駅まで帰りました。

[台湾 17] 故宮博物館, 美麗華百樂園と観覧車

故宮博物館。円山駅前から213番バスでも行けそうに思ったけど213番のバス停が見つからず。MRTに二駅乗って士林駅から小18番のバスに乗ります。MRTとバスを乗り継ぐとバスが半額になるようで、$15+$7。

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故宮博物館は3時間ほどの滞在。

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セルフサービス式の日本語音声ガイドを借ります。パスポートを預けて$100

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いくらでもじっくり見られるのだけれど、疲れるし足も痛くなってきたので全部回るのは諦める。展示も常設以外のものが3カ月とかでよく回転しているようで、数回来ても豊富な所蔵品のほんの一部しか見られないように感じた。大英博物館やルーブル美術館よりも建物全体の規模は小さいのかな。閉まっていた部屋もいくつかあったし。

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今回の特別展は清の雍正帝とその時代の文物。在位が短い割にいろんなことをやった皇帝で、文化面でもこれこれこういう成果がありましたよ、的な展示。このスペースがかなり大きい。特別展が占める割合が大きいということは、年に何度も足を運ぶ人にとって常に新しいものが見られるということですね。

僕は清代は後半の歴史の方なら興味あるけれど、文化はそうでもないので、宋や隋唐時代の展示を中心に回りました。べいふつの書については既に書いた通り。

故宮博物館と美麗華百樂園(ミラマーデパート)の観覧車の共通チケットを買っていた($250, 故宮博物館だけだと$150)ので、地下1Fから出る無料のシャトルバスにのってミラマーへ。途中、自強トンネルというトンネルを通りました。故宮博物館は市の北側の山あいにあって、そこから直接市の方に来るにはこのトンネルしかないようです。

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ミラマーの地下のフードコートで、客家料理(と看板に書いてある)を食べます。

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味はまあまあ。というか普通。ちょっと期待しすぎたかも。夕方5時過ぎでしたが、三連休の中日で土曜日なことからとても混んでいて、席を見つけるのもたいへんだったし、食べ終わり頃から横に席待ちの家族がずっと立っててちょっと気まずかった。

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「安心のニュージーランド牛肉を使っています」どこでも似たような光景ですね

ミラマーの上、ベビー用品階へ。授乳室に行ったのですが途中で子供写真館のブースが出ていて、子供の写真をキーホルダーにしてくれました。無料。デパートのサービスなのか、その後もっと立派な写真集を作ってもらうための宣伝かわかりませんが。

そして、5Fに登って観覧車です。デパート自体は盛況ですが、外は雨が降ってることもあって、並んでいるのは10組ぐらい。

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普通のゴンドラと下まで全部透明のゴンドラの列があって、全部透明なのは1時間待ち(2,3組しか並んでなくても)ということなので、普通のにしました。

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足りなくなりそうだった粉ミルクを隣のカルフールで買いました。帰り際にミラマー2Fにもあった授乳室(ちょっと規模は小さい)でオムツ替えをしましたが、その時にオムツ鞄を置き忘れてしまったようです。これのせいで明日もまたミラマーに来るのですが。

帰りはMRTの木柵線に初めて乗りました。木柵線は新交通システムで、4両編成で運転手無しです。一番先頭に行くと、前が開けて見えました。雨でしたがそれでも、国内空港の下を通る長いトンネルや、その後の台北市内の夜景が見られました。

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青い線、淡水線と乗りついで帰宅。

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帰宅途中で、哺乳瓶を入れていた袋も落としてしまったみたいで、子供のためのお出かけセットがまるまる無くなってしまいました。疲れすぎていると注意力散漫になりますね。