映画バックトゥーザフューチャーの「未来」が今だった、というデマが大流行中

一作目のアメリカの劇場公開日が1985年7月3日で、7月3日は劇場公開25周年でした。

劇中では、1985年10月26日から、「30年後の未来」にジャンプします。

# おっと、上の画像だと2015年10月「21日」に見えますね。この画像もニセモノか…BTTFのファンによるWikiから引用

が、この二つのネタを組み合わせてフォトショップした(=画像をいじった、の英語表現)した人がいたようで、いつのまにか30年先が25年先に、日付が7月5日にされてしまったようです。下がそのいじられた画像

redditの記事はこれ

その画像が来た元はTumblrで、これはそうとう広くリブログされた模様。で、最初に投稿した人は投稿自体は30分で消したと言っている(間違いに気付いたため)。

ツイッターから持ってきた、と別記事で弁解しているけど、そのツイートがどれかは明かされていません。

対顔認識アクセサリー – 簡単な図形で、カメラに自動で捕捉されるのを防ぐ

Adam HarveyさんがOpenCVの顔認識機能を使って試した、人間の顔として認識されないようにするための、いわばプライバシー防御パッチがこれ

白黒のマークが描かれたピースを頬の上に二つ並べるだけで、上段の2つの写真は顔だと認識されなくなります。

Facebook上で顔を認識してタグをつけるアプリに、この変装をした写真をアップロードした様子を撮った動画。最後のほう、一枚も顔が認識されていないのがわかります。

CV Dazzle vs PhotoTagger from Adam Harv on Vimeo.

アップロードされた写真から個人を特定して分類したり、監視カメラの映像から映っている人物の年齢や性別を、そして近いうちにおそらく個人を判定するようなソフトウェアは、いろいろなところですでに配備され、認識率もどんどん上がっていくだろうと思います。

近未来の社会では、街中を歩くときにこのようなマークを顔に描いたり貼ったりするのがファッションとなったり、あるいは規制の多い社会では顔にこういったマークをつけることが政府から問題とされたり、というSFのような話が実際に起こるかもしれないですね。

VentureBeat

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防犯カメラに映らなくなる透明化アイテム

[更新]

Engadgetに出た

Wiredに出た

写真についた位置情報から、東京や京都を含む世界の都市の「観光地」を可視化した地図

なんとなく東京だとわかると思いますが、この地図は何でしょう?

Locals and Tourists #5 (GTWA #20): Tokyo

Eric Fischerさんが写真共有サービスFlickrにアップロードされた写真につけられた位置情報(ジオタグ)の大量の情報を分析して作成したこの都市地図、写真が撮られた場所に点を打っていくことで作られています。

ここで面白いのは、「その都市で一ヶ月以上写真を撮り続けているユーザー」を「ローカル(現地人)」とし、その人たちの写真を青い点で、「その都市では一ヶ月以内の間しか写真を撮っておらず、別の都市でローカルなユーザー」を「ツーリスト(旅行者)」とし、その人たちの写真は赤い点でプロットしていることです。

ちなみに黄色い点は「どこでも一ヶ月を越えて写真を撮ってないので、ローカルかツーリストかわからないユーザー」の写真ということ。

上の東京の地図では、赤くなっているところが観光客がいっぱい写真を撮ったところで、青くなってるところは東京の住人がいっぱい写真を撮ったところ、となります。

京都もあります。

Locals and Tourists #81 (GTWA #48): Kyoto

一覧ページでは、60都市を可視化した地図が、プロットした点が多い順、つまりたくさん写真をアップロードされている都市順に並んでいます。東京はロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、パリに次いで5位。京都はブエノスアイレスとニューオリンズに挟まれての50位ですね。

写真がたくさん撮られた都市ということで、これら60の都市は世界的な観光地が多いようです。これから行く旅行先の都市を見ておけば、観光客としてどのあたりが面白いのか、地元民がよく行く(たぶん写真を撮るにも良さそうな)場所で観光客があまりこないところはどのあたりか、といったこともなんとなく掴めるのではないでしょうか。面白いデータの可視化だと思いました。

Damn, Tourists! « Burrito Justice via Where the tourists really flock

TechCrunch50解散。ソロ活動へ

ウェブ系スタートアップベンチャーの大きな大会の一つで、過去3年に渡ってサンフランシスコで開催されてきたTechCrunch50(初回は40。発表したスタートアップの会社数)。

名物主催の二人、TechCrunchブログ(日本語版もあるので日本でも有名でしょう)の主宰者マイケル・アーリントン氏とシリアル・アントレプレナー、ジェイソン・カラカニス氏によって開催された三度のカンファレンスは、アメリカだけでなく世界中のITベンチャーの耳目を集め、その生み出した成果でもイベントの興行的にも大成功しています。

しかし、ジェイソン・カラカニス氏が今朝のニュースレター(メルマガ)の追伸欄で明らかにしたところでは、二人の我のぶつかり(と、ささやかな収益の分配をどうするか)によって、TechCrunch 50 の2010年版は、そしてそれ以降も、開催されなくなったようです。今後はそれぞれが別のイベントを開催することとなりました。

アーリントン氏はすでに、今月末のニューヨークでのTechCrunch Disruptを進めていますが、これがアーリントン氏側の後継イベントとなります(カラカニス氏の言うには、ですが)。

カラカニス氏は、来年2011年の初頭に向けて、その名もLaunch(ローンチ)というイベントを単独で開催することを発表しました。ドメインにもありますが、launchは普通の英単語なので、呼びたければ”The Launch Conference”と呼んでくれ、ということ。

Launchカンファレンスは、名前と、もちろんTechCrunch/アーリントン氏の関与が無くなる以外は、TechCrunch50とまったく同じ形式で行なわれるそうです。

また、一緒にTechCrunch50をすることは無理でも、仲違いしたわけではない、ということで、二人とも、相手が主催するカンファレンスにはスピーカーとして参加することが決まっているそうです。

次のTechCrunchカンファレンスとLaunchカンファレンスのどちらがTechCrunch50の人気や影響力を受け継ぐのか、あるいは両方がそれぞれ重要なベンチャーの発表の場になっていくのか、TechCrunch50での発表を検討していた日本の企業家たちも気になるところではと思います。

Launchカンファンレンスでの発表に興味がある人は、既に参加表明のためのフォームが用意されていますので、いち早く伝えて最初のLaunchイベントでの世界へ向けたサービスリリースを考えてみてもいいかもしれませんね。

冒頭の写真は、東京に来て日本のIT系ブロガー達と語り合ったときのジェイソン・カラカニス氏(左端。中央奥は彼の片腕であるタイラー・クローリー氏)です。その時の詳細は、Asiajinのコア執筆者である池田将さんのブログに詳しいです。喋ると止まらない人で、冗談やイタズラが大好きな、子供のようなところを持つ人物でした。

アーリントン氏の方は、フランスのパリで行なわれた2009年のLe Webで挨拶しましたが、こちらは「価値のある話ができないなら話しかけるな」というようなタイプの人です。親しい枠の中に入るとたいへん優しいという評も聞いたような気もしますが。当然握手はありませんでした。

ツイッターの公式「ブログ引用機能」Blackbird Pieが公開

予告されていた新機能がツイッター社から公開されました。Blackbird Pieという名前で、ドメインはtwitter.comの中ですが、単体のサービスとしての公開のようです。

ツイッターの個別発言のステータスページのURLを与えると、その発言をツイッター上で表示されているのと似たフォーマットで、ブログ等に引用できるHTMLコードの形式で入手できます。

一つ作ってみました。うまく表示されるでしょうか。

Asiajinのfuud.tvの記事(http://bit.ly/az9KDC )がBoingBoingに続きInventorSpotに掲載 http://bit.ly/9hT1YBless than a minute ago via Twit for Windows

発言者の壁紙も切り抜いて表示していますね。

実際の生成画面はこんなの

このような引用表示をブログ等でしたい方はこちらから作れます

ちなみに、ブラックバード・パイというのは、ヒヨドリ・ムクドリに近いBlackbirdという鳥を材料にしたパイだそうで、こちらに作り方が写真入りで載ってました。小鳥をしめてます。

少なくとも18世紀、おそらくもっと古くから伝わる子守の詩「6ペンスの歌」の歌詞

A pocket full of rye, Four and twenty black birds Baked in a pie. (ポケットいっぱいのライ麦に、4と20羽のブラックバードを、パイの中へと焼きこんだ)

の部分に出てくるため、たぶん英語圏では多くの人に元ネタが明らかなんでしょうね。ブラックバードパイを飾るためのこんな小物も存在するようです。材料のフィギュアを上に飾るっていい趣味してるなあ

ツイッターの象徴である小鳥を、ブログパーツ(ウィジェット)というパイの中に焼きこんだ、という状態を表しているのでしょう。