でも、少なくともプリウスに乗っている

すごい広告。トヨタ プリウスのアメリカでの広告だそうなんですけど、湖に簀巻きにした死体を捨てようとしている男の写真にかぶせて「でも、少なくとも彼はプリウスに乗っている(から、良い点もある)」と一言。

アメリカでは、エコロジー意識の高い人たちの間でプリウスが大流行らしいですね。注文しても何ヶ月も入手できないとか。プリウスに乗ってることが善人の象徴みたいになっていて、そこにこんな広告をぶつけてしまうところが驚きですねえ。日本じゃやらないだろうなあ。

元記事では他に、売春婦を買おうとする男と、間男と浮気している女の二バージョンが出ています。「でも、プリウスに乗ってる」

だってケータイ屋が新ケータイとして売ってるんだもの

日本におけるメディアの論調は基本的に、iPhoneが勝つか日本のケータイ電話が勝つかというものが多いような気がします。

Felica機能やワンセグ機能が無いことをあげてみたり、タッチパネルの入力とケータイのキーボードの比較をしてみたり。

ソフトバンクモバイルという携帯電話事業者から販売されるわけで、当然と言えば当然なのかも知れませんが、やはりiPhoneという端末をその視点から比較するのはどうも間違っているような気がしてなりません。

iPhoneをケータイと比べるべきか、PCと比べるべきか – ワークスタイル・メモ

議論が巻き起こるのは、北米でのiPhoneは「携帯デバイスによる常時データ接続の革命」として捉えられてるのに、日本ではその部分は別に革新的じゃない、というせいかなあと思います。そこのところは、日本では携帯の通信速度と定額プランで以前から達成されてしまっているのですよね。だから日本でiPhoneを褒めようと思うと、海外で褒めているうちの一番大きなカードが欠落してしまい、苦しくなる。

iPhoneと日本の携帯電話の比較結果

iPhoneと日本の携帯電話の比較で先月6月20日に呼びかけをした、ならべてを使った日本の携帯電話とiPhone 3Gの機能比較表がならべてユーザのみなさんのおかげで適度に育ったので、最初の計画通りアジアジンで英語記事にして紹介しました(*1)。

呼びかけから約三週間、いろんなところで比較記事や解説記事も出ましたし、携帯と比較するんじゃなくてスマートフォンと比較すべき(日本のスマートフォンの歴史を考えると、それと比較した時点でダメっぽい気が)とか、まったく新しいすばらしいものだから携帯電話と比較してもしょうがない。ただ祭りを楽しめ、とか、発売目前にしてかなり盛り上がってきましたね。

個人的な予想では、日本では大ブームになることはないだろう、と思うのですけどさてどうなることやら。

# 僕? 僕は買わないです。ガジェット系はすぐ使わなくなってしまうので手を出さないものですから。誰かタダでくれたりすれば喜んで使うと思いますけど。

(*1) ならべてを使ってるので、前提として、「みんなで投票した結果なので、正しい間違いじゃなくてみんながどう思ってるかだよ」という説明は添えてあります。