元祖PayPerPostがPay Per Tweetに参入

IZEA社, というか改名前はPayPerPost社、悪名高きペイパーポストの語源となった会社が、twitter上でのペイパートゥイートに参入するそうです。

twitterのつぶやきを広告として売る、というビジネスはMagpieが半年以上前からやってますが、幸いそれっぽい広告をつぶやく人を見たことはないです。まあ英語だろうから見ないのかもしれませんけど。

ペイパーポストの歴史がtwitterでも繰り返すとすると、日本にこれを真似た下品なビジネスモデルの会社が10社ぐらい次々と登場し、「指定されたリンクをつぶやくだけでおこづかいが貰えます」と宣伝しだすのは一年後ぐらいですかねえ。twitterが米国みたいにキャズムを越えそうかどうかにもよるかしら。

さすがにステルスでやるつもりはないらしく、#spon というタグをつけること、というルールなんだそうですけど、#spon が多いようならそれをクライアントで無視すれば、リテラシーの高い人は見ずに、一般の人はクチコミだと思って乗ってしまう、というブログやニュースサイトで起こっているのと同じようになっちゃうかもしれません。というかなりますねきっと。

[更新 2009.08.05] Sponsored Tweetsというサイトで、予告されていた通りのtwitter広告プログラムが始まったようです。何人かの有名twitterユーザーも擁しているようです。

via Adweek

twitterが本人証明サービスを夏から開始

メジャーリーグの監督(セントルイス・カーディナルスのラルーサ監督、田口壮外野手の元上司ですね)がtwitterで登場した偽者を訴えたニュースが出てましたが、twitterのオフィシャルもこの手の有名人のなりすましアカウントに対策を立てるようです。

夏から限定的に試験開始ということなので、まだスクリーンショット例が公開されただけですけど、本人のtwitterだということが確認されたら、こんな風に”Verified Account”(確認されたアカウント)という表示がされるようにするそうです。

twitter-verified-account

公式ブログの説明からすると、twitterの中の人が、人力でそのユーザの公式ページなどを見に行き、そこから「私のtwitterアカウントはこちら」とリンクが張ってあれば本人に間違いない、と認めてこういった表示をする、ように読めますね。けっこう手間のかかる話なので、誰でも使えるというよりも、偽者が現れそうな有名人向けのサービスなのでしょうか。

サイトが本人のものかどうか判定するには、提示した文字列やHTMLタグをサイトに上げてもらう、という確認方法があり、Yahoo, Google, Technorati なんかでサイトのオーナーを特定する必要があるサービスではそうやって持ち主本人を確認していますね。twitterのこのケースの場合は別のサイトとtwitterアカウントの持ち主を同定しても、両方フェイクだということもあるので、上のような公式サイト(が本当に公式サイトであること)を人が見るしかないのかなあ。

via Mashable

twitterのつぶやきに位置情報が追加される予定が明らかに

140 Twitterカンファレンスで、twitter APIの責任者が語ったのをロバート・スコーブルさんがFriendFeedで報告したところによると、twitterのそれぞれのつぶやきに所在地情報を付加する計画があるそうです。

twitterの書き手側がどうやって位置情報を渡すのかという話はありそうです。twitterに各自が登録した都市名や、IPアドレスからわかる位置情報だけでは、精度が低くて面白くならないようにも思いますが、SMSやモバイルアプリでGPSとの連動とかがされ、細かい地点情報が渡され、それがAPIで取れるとすると、新しいマッシュアップアプリが多数登場しそうです。

その他にも、favouriteがあまり活用されていないので、FriendFeedなどにあるような”Like”とコメントシステムも検討されているということ。

via ReadWriteWeb

twitterのバイラル詐欺「トゥイッターポルノネーム」が登場

日本人で乗る人はあまりいないと思いますが、この後類似の詐欺も出てくると思うので。

PCWorldによると、twitterの英語圏で#twitterpornname というハッシュタグをつけた(日本のウェブで言う)「バトン」のような遊びが急速に広まっているようです。

hogehoge: #twitterpornnames (最初のペット + 最初の先生) Cher McCoy

こんな風に、「最初のペット」とか「最初の先生」とかのお題に対して自分の答えを入れるという、まさにバトンで、これらをつぶやくと「あなたのポルノネーム」というあだ名を返してくれるジョークサービスがあるといいます。

バトンと同じく誰でも簡単に答えられる遊びだということで友達経由でtwitterでこのようなつぶやきをするのが流行っているようで、今twitter.comのホットキーワードにはTwitterPornNameやその関連キーワードが複数個表示されています。

twitterpornname-hot-keyword-screenshot

新たにこのバトンに参加するつぶやきと、「セキュリティ上まずいので止めろ」と警告するつぶやきも含まれますが、検索すると数分で数百件のタグが増加している状況です。

twitter-porn-name-screenshot

しかし、この「最初のペット」とか「最初の先生」という質問、ネットのサービスで忘れたパスワードを再取得したり、オンラインバンクで振込など危険度の高いトランザクションを実行する際に念のために聞かれたりする質問でよく使われているものですね。

セキュリティ攻撃を仕掛ける側からすると、twitter検索で#TwitterPornNameをウォッチし、そのユーザ名や公開されている本名とこれらのヒントを使えば、他のソーシャルネットワークやオンラインバンク等に対して進入できる可能性がずっと高まります。

サイトごとに「秘密の質問」を設定してるかはばらつきもあるでしょうし、このようなバトンとかで個人的な質問が含まれているものに答えるのも、注意したほうがいいですね。バトンに限らず占い系のジョークサービスなんかもそうですけど。

140字は長すぎる! Flutterは26文字のナノブログだ

ブログからマイクロブログ(twitter)への進化を受けて、新興企業Flutterが文字数制限を140文字からさらに26文字に縮めたFlutter構想を発表しました。Flutterの社員たちがFlutterの先進性について説明してくれているのがこのビデオです。

iPhoneアプリやメガネにflutを表示するデバイスなども用意されているようです。ウェブへのデータが細切れになっていくこのトレンドはもう止められないんでしょうか。

…というこの動画、4月3日の公開になってますけど制作が1日に間に合わなかったのかなあ(笑)