ショッピングモールの中に立っていた子供向けの人形の看板の耳の裏にQRコードのシールが貼られていました。
クアラルンプールの写真家がゲリラ宣伝で貼ったもののようですね。
一般的な使い方としては、新聞で1回だけ見ましたが、多くの広告でネットへの誘導はフェイスブックのURLやページ名、またはFacebookで検索させるものでした。
ザ・コード・ユニーク・ホテル(The Code Unique Hotel)という、QRコードをモチーフにしたドバイの建築プロジェクトです。
QRコードとして機能するんでしょうか。これで機能するなら確実に世界最大のQRコードですね。
このプロジェクトは2008年発表のものらしいので、ドバイの不動産バブル崩壊の後、ほんとうに建つのかどうか不明ですが、できたらすごいですよねえ。10年ぐらいしたらQRコード使われなくなってて謎のデザインとなってしまうかも。
去年ぐらいから、ようやくアメリカなどでQRコードの活用事例がぽつぽつと出てくるようになりました。AndroidとiPhoneの普及で、はじめて携帯電話でまともなQRコードリーダーが使えるようになったことが背景にあります。
しかし、日本はこの点では5年は先行してますので、リリースを受け取っても、「QRコードを商品のラベルにつけました」とか「QRコードの中に別の画像を埋め込みました」とかの、どこかで見たようなアイデアばかりです。
そんな中、スペインのバルセロナからもらったこのアイデアは、僕は日本でも見た記憶がないのですがどうでしょうか。QRコードで表示する時計です。
Flashで書かれたQRコードが、毎秒変化していきます。
1秒ごとに変化するのでちょっとたいへんなのですが、読み取ってみたところ、14:25:20 のようなローカルでの時刻を表す文字列が読み取れました。
Windowsのデスクトップ版へのリンクも下の方にありますが、exeファイル1個だけでちょっと実行する気がしないですね。
[追記]
読み取り結果:「Joyeux anniversaire Hatim !」 QRT @sakairyota: このQRコード使えるのかな?使えるならすごいと思う。RT @akky: QRコード刺繍 http://bit.ly/aPGtWq
「ハッピーバースデー、ハティム!」というメッセージだったようです。
via Flickr
ブラジルのエディトロス・オンライン社では、QRコードを使ったプロモーションを展開しているそうです。
一つは、「愛(love)」か「憎(hate)」をテーマにしたQRコードのシールを街中に貼ってまわり、携帯電話ユーザーがそれを撮ってアクセスすると、twitterから集めた愛や憎しみに関するメッセージが送られてくる、というキャンペーン。
もう一つは、それらのQRコードだけを200個掲載した書籍。一ページに1個のQRコードが印刷されただけで、QRコード以外何も載っていません。
全体の様子を次の動画で見ることが出来ます。
QRコードは日本発の規格で、海外では別の2Dバーコード規格が提唱されていたり、日本ほど2Dバーコードが普及していないと言われます。ブラジルでもたぶん日本のような普及はしてないのだろうと思いますけど、僕らが使っているのと同じQRコードがこうやって宣伝に使われて、携帯電話でのサポートも広がっているとすると面白いですね。
[追記]
GOGAの小山さんに教えてもらったんですが、ブラジルやペルーでは日本と同じワンセグTVの規格が採用となったりして、携帯電話の端末とかも流用しやすいのでは、ということ。日本向けの端末が流用されてるらしい事例もあるそうなので、QRコードもついでに使えるとかいうこともあるかもしれないですね。