Google Opt-Out Village – グーグルから自由になれるプライバシーの守られた村

アメリカのbogusnewsとも虚構新聞とも言われるOnion News Network発の衝撃のニュース。グーグルがプライバシーを心配するユーザーのためのオプトアウトプログラムを開始したそうです。


Google Opt Out Feature Lets Users Protect Privacy By Moving To Remote Village

Googleトップページから”Opt Out”ボタンを押したユーザーは、数分でお迎えが来て、家がGoogleローカルページやGoogleマップに出ないように保証してくれます。画像では家を燃やすGoogleプライバシー・エキスパート・チームの人たちが見えますが。まあ、燃えればプライバシー情報も消失しますし、家も航空写真にも出なくなるからプライバシーはかなり高まりますね。

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高い壁に囲まれたオプトアウト村では、間違ってもGoogleがあなたのメールを読んでしまったりしないように、コンピュータは存在しません。銀行も病院もないので個人情報を追跡されることもありません。

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再びGoogleを使うようになって村を出る気になるまでは、外の服も携帯電話も不要なので取り上げられます。頭上は大きな鉄板で囲まれているので、

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衛星から撮影される心配も不要。

via The Next Web

Googleが訪問者の豊かさで表示広告を切り替えるシステムをテスト中と判明

アメリカに住んだとき、最初、クレジットヒストリーが無くてクレジットカードを作ることができず、たいへんでした。

このクレジットヒストリーというのは、その人が公共料金やローン、クレジットカードの支払いをちゃんとやっているか、という記録です。アメリカには、こういうのを集めて管理する会社が数社あり、新たにクレジットカードを申し込むときや、家を賃貸で貸すときとかにお金を払って問い合わせると、「この人はクレジットヒストリーが低い」とか、金払いに関する信用の有無がわかってしまいます。

クレジットヒストリーの点数が高いということは、その人がいっぱい借りて、いっぱいちゃんと返せる、という指標になります。そういう意味では、必ずしもお金持ちかどうかではなくて、カードをよく使う人でしっかりしてる人とかもポイントは上がります。

# ヒストリーが無いところからどうやってヒストリーを作るか、というのは、検索すると解説してる人が何人もいますのでそちらを読んでください。

Googleのマーシャ・コルサンスキーというマネージャーの話したところでは、Googleのコンテンツネットワークと、FICOと呼ばれるクレジットヒストリーの点数を組み合わせて使うことで、広告主に対して「クレジットヒストリーの高い人が見にくるサイトに広告を出す」という絞込みを提供するのだとか。

どのサイトにどんなクレジットヒストリーの人が何パーセントぐらい来てるか、というデータは、サイトのアクセス統計を取るCompeteと共同で、200万人の同意したユーザーのデータを使うことで集めたそうです。

返せる人にだけ、クレジットカードをもう一枚持ちませんか、と広告したり、高い買い物の広告を見せたりするというのは、広告の精度が上がって無駄撃ちが無くなるから企業にとってはいいことなんでしょうねえ。

via Mashable

Googleが「マイクロブログ検索」を準備中

Googleのメニュー翻訳サイトから、マイクロブログ検索のためのヘルプが用意されてることが判明したようです。

翻訳のための解説文として書かれているのはこういう文章。

“This is the MicroBlogsearch Universal result group header text. A Microblog is a blog with very short entries. Twitter is the popular service associated with this format.”

「これはマイクロブログ検索ユニバーサル、の結果を表示するグループヘッダです。マイクロブログというのはたいへん短いエントリーによるブログで、この形式で最も有名なものにトゥイッターがあります。」

英語圏では「twitterにサーチついとるやんけ」という突っ込みもありますが、Google参入の意味はあると思います。

  • twitterのオフィシャル検索が日本語でちゃんと動いてないので、日本語(やその他のスペースで区切らない言語)ユーザーにはよほど使えそう。(いつものGoogle検索クオリティなら)
  • twitter以外のマイクロブログも検索対象に出るかもしれない。国・地域によってはtwitterが圧倒的じゃないところもあるだろうし
  • 最新から並ぶ、以外の出し方がでてきそう。普通のGoogleブログ検索もそうですが、時系列だけじゃなくて関連度での検索もあると便利かも
  • Atom等、機械で処理しやすい形式で取れたり、呼び出し回数の制限もtwitter本家より緩そうなので、マッシュアップでも使いやすいと期待

あとは、普通のブログ検索でも起こったことですが、一般のウェブ検索の中でブログページの順位が下がって目立たなくなったように、一般のウェブ検索とtwitter等のつぶやきページをわけるというのもあるかもしれません。

文言だけ用意してサービス公開まで至らない場合もあると思うので、確定ではないですが僕は期待してます。

Google Apps Script – Googleのサービスを横断する自動化スクリプト登場

詳細わかりませんが、GoogleアプリにおけるマクロやVBAみたいなものですかね。スクリプト自体はJavascriptで、名前のScriptとは違いAPIのようです。

[追記] サーバサイドJavascriptだ、って言ってますね。表計算データがサーバ側にあるのだから、そこで実行するならサーバサイドになるか。そりゃそうだ。

今のところ、Script Editorで編集した単位の中でスクリプトは完結していて、他のスクリプト中の関数を呼んだりはできない。ライブラリ作ったりとかできないということで、これはいずれなんとかしたい、とFAQにあります。

たとえば、Googleスプレッドシートの中に入ったメールアドレスに、順番にメールを送る、とかができると書いてあります。Googleカレンダーにイベントを自動的に登録するとかも。

GMailのコンタクトにアクセスしたりは現状できないそうですが、CSVをスプレッドシートにアップロードして、別カラムの氏名を差込したテキストをメールで一斉送信、みたいなことはできそうですね。

Google Apps Scriptトップ

サンプルには、スプレッドシート上でトーナメント表を作る、とか、スプレッドシートとFormを組み合わせて簡易ワークフローを作る、みたいな複雑なものも紹介されています。

解説ビデオが上がってました。表計算上で一括でテキストの翻訳を行なう(Google Translateを呼んでる)、とか、いい連携ですね。

もう使えるのかなと思ってスプレッドシート開いたけど、ツールの下にスクリプトは出てきません。日本語ユーザだからかと思って英語にしたけど、それでも出ない。

探したら、限定テスト申し込みページがあったので、マニュアルはウェブ公開されたけど機能自身は一般公開まだなのかしら。