My sentiments exactly 井坂十蔵

映画マンマミアでサム・カーマイケルが使う”My sentiments, exactly”がどういう意味なのかわからなかったので検索してみたのですが、日本語での説明もそんなに多くないですね。

NHKラジオ ビジネス英会話のテキストによれば、「私の思いもまったく同じです。」という意味だそうです。

前の人の意見につなげて、「同じく」というときに使えるということでしょうか。

ditto, likewiseとかme, too、とかの言い換えで使えばいいのかな。

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ビートルズの歌詞等を解析できるツール – ビートルズではGoodといえばMorning

IBMのビジュアライゼーション(可視化)に関する実験サイトmany eyesが公開している、Phrase Netというブラウザツールがあります。

そのツールにビートルズの歌詞を放り込んで解析させた人の結果が以下のようなもの。

beatles-lyrics-visualization

「ビートルズの曲の歌詞では」、ストロベリーといえばフィールズだし、ヘイといえばバンガローでビルだし、ロンリーなのはピープルな傾向にある、というのがわかるわけです。

“yellow submarine”のようにスペースでつながっている単語を解析すると上記のようになりますし、”rock and roll”のようなandでつながれた関係、”pepper’s lonely”, “top of slide”, “sees the sun”などいくつかの英語での単語のつながり方に応じて、どんなフレーズが多用されているのかを見ることができます。(その場で操作しながら見られるバージョンはリンク先で。ブラウザのJava利用がonになっている必要があります) あらかじめ用意されたパターン以外にも、自分でパターンを指定して解析させることも可能です。

Phrase Netの本サイトでは、サンプルデータとして、ジェーン・オースティンの「プライドと偏見」全文を解析しています。

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

イギリスの新聞「デイリー・テレグラフ」東京特派員として日本のニュースをイギリスに伝える、日本通イングランド人コリン・ジョイスさんの日本紹介本を読みました。たぶんたつをさんのところで見つけたもの。

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英語の原本が出版されているわけではないので(原稿は英語で書かれて、日本人が翻訳しています)、日本紹介、という形をとりつつも、イギリス人向けに書いたというよりは日本人向けに書かれた本です。

イギリス風かどうかわからないが、著者のユーモアあふれる語り口にはつい頬が緩んでしまします。

「電車の床にかばんを置いてはいけない。込んでくると、身を屈めることができなくなり、かばんを取れなくなってしまう」

「歌舞伎は歌舞伎町でやっていない」

東京に十四年住んでいることと、日本語を学んだり街中の人たちに話しかけていったりという著者の積極的な姿勢もあってか、日本や日本人、日本の生活や文化に関する観察や感想は読んでいてとても楽しいです。

何をどのように変わってると思うか、というのを読むことで、日本では当たり前だけどイギリスや西洋一般では違う、ということをたくさん学ぶことができますね。著者の日本語学習経験から、外国語を学ぶとはどういうことか、という気づきも多いです。

『しかし、日本人読者のみなさん、これだけはどうか誤解しないでいただきたい。日本語学習者はどこかでその擬声語ないし擬態語をきちんと学ばないかぎり、その意味を理解できない。音から自然と意味を推測することなどできはしないのだ。「おなか、空いてる?」は理解できても、「おなか、ペコペコ?」はわからないかもしれない。』

イギリスの料理については一章を割いて擁護がされていますが、僕はイギリスに住んでたときにイギリスの料理を(カレー、中華、ケバブももちろんですが本来のイギリス料理も)たいへん堪能し、楽しんでいたので、ここは同感です。もっとも、他のヨーロッパ人の同僚や友人達からは「おまえの舌はおかしい」と言われましたが。

拾三章の「イギリスに持ち帰るべきお土産」も面白い。そもそもイギリスやアメリカに誰かを訪ねるとしても、お土産を持っていく必要はないのだけれど、友人に何かを持っていくとしたら、日本のどんなものが変わっていたり、喜ばれたりするのか、ということを面白く列挙しています。

拾四章「イギリス人が読みたがる日本のニュース」では、自分が紹介したい日本が、いかにイギリスの新聞向けには通らないか、という悩みも語られています。イギリスの読者は、そもそも日本のニュースに対しては興味が薄いし、少ない記事の中で読者を面白がらせようとすると、どうしてもウケを狙った、日本の実態ともいえないニュースを書かされたり、提出した原稿をどんどん変更されてしまったりする、ということです。

これは一時期問題になった、毎日新聞英語版の事件にも通じますし、逆に、日本の新聞に変わった海外のニュースが載っていても、それは現地の人でも知らなかったり、現地でもおかしいとされていたりということもあるでしょう。言葉や文化を越えて何かを照会するときに常につきまとう問題だと思います。

Tokyo CGM Night

東京にDanny Chooさんというブロガーがいます。知る人ぞ知る、たぶん日本でも有数のアクセス数を持つブログdannychoo.comを運営しているプロブロガーです。なんと月に2500万ページビュー。社員二人で会社としてブログをやっています。

ブログのアクセスは主に英語版(日本語もある)で、日本のフィギュアの写真を毎日撮りまくってブログにアップしまくっているうちに大人気となったという、趣味と実益が一致した幸せな人でもあります。サイトのマスコットキャラを使ってフィギュアやゲーム作ったりもしています。

3年前のものだけど、テレビ出演してサイト紹介をしている動画があります。こういう人。

スターウォーズのダースベイダーやストゥームトルーパーのコスプレをして都内各所で撮った動画をYouTubeに上げる、という企画をやっている人でもあります。このネタはCNNのニュースにもなってます。そんな馬鹿もやれるとてもスマートなすごい人です。

そんなDannyさんと、毎月都内で行なわれている英語&日本語バイリンガルITイベントTokyo2point0(トーキョーツーポイントオー)の主催者Andrew Shuttleworthさんが、Tokyo CGM(ユーザ生成メディア) Nightと称してブロガーやYouTubeの人気動画作成者を集めて英語のパーティーを開催しました。

青山の会場には100人を越えるウェブ関係者が集まり、8割ぐらい外国人。東京でには英語のウェブの仕事もたくさんあるというのが、こういうところに来るとわかります。外資系の会社の仕事もあるだろうし、日本の会社が英語サイトやバイリンガルサイトを作る際の仕事をしている会社の人たちも。