マッスルコンピューターインタフェース

マイクロソフト研究所で進められている研究で、腕や頭や胸、足などにつけたセンサで筋肉の動きを感知して、他のものを握りながらでも指を動かす動作をするだけでコンピューターを操作できるようにする、というものです。

デモ動画では、ジョギング中に指を動かしてヘッドフォンの音楽を切り替えたり、両手に買い物を持ったままで(指の微妙な動きで)車のトランクを開ける様子などが映されています。

キーボード・マウス、タッチパネルの先にはこういうマッスルインターフェースがあるんですかね。実際の負荷が少なそうなので腱鞘炎とか起こりにくそうです。

暴力的なゲームは少年少女を殺人者に変えたりしないという研究結果が発表される

二人のハーバード大の研究者が、2年間、1.5億円、1500人の子供を対象にした研究プロジェクトの結果を出版したそうです。

結果は、ゲームが実世界での暴力性を増すという関連はまったく見つからなかったということ。暴力的なビデオゲームはむしろストレスの解消に貢献したとのこと。また、遊んだあと遊びで格闘をはじめる子供もいたけれど、その率は他のアクション映画やカラテ映画を見たあとと特にかわらなかったそうです。

暴力ゲームと子供の暴力性の相関関係はあったものの、それはゲームをするから暴力を振るうのではなく、暴力を振るう性向が暴力ゲームを選ばせているからだとか。

さらに面白いのは、この研究者が「いまどきの、まったくゲームで遊ばない子供がいたら、その子供は社会性が無いと見ていいでしょう」と言っていること。今の子供にとってゲームは社会的な言語能力の一つで、それにまったく見向きもしないとしたらそのほうがよほど危険だ、そうです。

via Digg

[am]B0017QPGNM[/am]

[追記] 『プレイもしないで「暴力ゲーム」を非難しないで』 というのが出てました。やっぱりGTA関連ですね。アメリカですごい売れてるらしいですけど、売れてるからこそ批判も用語も研究に絡めたニュースも出まくっているんですね最近。

六次の隔たりがマイクロソフトの研究で立証されたというニュースが

“six degrees of separation”(六次の隔たり)というと、知り合いの知り合いを伝っていけば6人で世界中の人とつながっているよ、という昔の研究で、その確からしさが議論になったり、いろんな人たちが検証したりという面白いテーマですね。

最近だとmixiのエンジニアブログでもmixiのデータを使って検証されていました。

mixiのスモールワールド性の検証

マイクロソフトもMSN メッセンジャーのデータを使って同様の解析を行ったというニュースを読みました。2億4千万人のメッセンジャーユーザの、300億個のメッセージを解析したのだとか。

それによると、ランダムに選んだ二人をつなげるには、平均6.6人必要ということで、端数はあるけどまあ近い数字になっていますね。

この研究は北京で行われるWWW2008で発表されるということです。

via Mashable