全英中のカーネルサンダースのプライバシーがGoogleストリートビューで守られる

実際の路上を撮影した風景をネット上で再現するグーグルのストリートビューは、映った人のプライバシーが守られてるのかどうかという論争を起こしていますね。

イギリスでも、プライバシーに対しての考慮をちゃんとするように、という条件つきでストリートビューのサービスは行なわれているそうですが、ぼかしをかける顔認識の設定を厳しくしたせいで、ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースも、ボカシが入ってしまっているのだとか。


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この誤検出は、顔認識技術の優秀さを示すものだ、とGoogleはコメントしているそうです。

via Telegraph

イギリスの素人オーディション番組が、またやってくれました。スーザン・ボイルさん

47歳無職、小太りでお顔もまあ、なんというか見栄えもしないおばさんが、イギリスのオーディション番組Britain’s Got Talentで、見かけと実力の大きなギャップを見せつけたみたいです。

susan-boyle

YouTubeでの公式動画でブログへの埋め込み禁止になってるので、リンクはこちら

言っちゃ悪いですが、目をつむって聞くと彼女のビジュアルと全くつながらない感じが。すごい。このスーザンさん、歌う前の審査員への返答もなかなか気が効いてますし、歌い終わるときの仕草とか、面白い人ですね。

この番組、以前にも同じような感じでPaul Pottsというすごいシンガーを発掘して、この人はCD2枚出してヒットさせてますね。その時のオーディション映像を見たことのある方も多いのでは。

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会場総立ち、冷ややかだった審査員も感服。すごい爽快感ですね。

via The Inquisitr

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

イギリスの新聞「デイリー・テレグラフ」東京特派員として日本のニュースをイギリスに伝える、日本通イングランド人コリン・ジョイスさんの日本紹介本を読みました。たぶんたつをさんのところで見つけたもの。

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英語の原本が出版されているわけではないので(原稿は英語で書かれて、日本人が翻訳しています)、日本紹介、という形をとりつつも、イギリス人向けに書いたというよりは日本人向けに書かれた本です。

イギリス風かどうかわからないが、著者のユーモアあふれる語り口にはつい頬が緩んでしまします。

「電車の床にかばんを置いてはいけない。込んでくると、身を屈めることができなくなり、かばんを取れなくなってしまう」

「歌舞伎は歌舞伎町でやっていない」

東京に十四年住んでいることと、日本語を学んだり街中の人たちに話しかけていったりという著者の積極的な姿勢もあってか、日本や日本人、日本の生活や文化に関する観察や感想は読んでいてとても楽しいです。

何をどのように変わってると思うか、というのを読むことで、日本では当たり前だけどイギリスや西洋一般では違う、ということをたくさん学ぶことができますね。著者の日本語学習経験から、外国語を学ぶとはどういうことか、という気づきも多いです。

『しかし、日本人読者のみなさん、これだけはどうか誤解しないでいただきたい。日本語学習者はどこかでその擬声語ないし擬態語をきちんと学ばないかぎり、その意味を理解できない。音から自然と意味を推測することなどできはしないのだ。「おなか、空いてる?」は理解できても、「おなか、ペコペコ?」はわからないかもしれない。』

イギリスの料理については一章を割いて擁護がされていますが、僕はイギリスに住んでたときにイギリスの料理を(カレー、中華、ケバブももちろんですが本来のイギリス料理も)たいへん堪能し、楽しんでいたので、ここは同感です。もっとも、他のヨーロッパ人の同僚や友人達からは「おまえの舌はおかしい」と言われましたが。

拾三章の「イギリスに持ち帰るべきお土産」も面白い。そもそもイギリスやアメリカに誰かを訪ねるとしても、お土産を持っていく必要はないのだけれど、友人に何かを持っていくとしたら、日本のどんなものが変わっていたり、喜ばれたりするのか、ということを面白く列挙しています。

拾四章「イギリス人が読みたがる日本のニュース」では、自分が紹介したい日本が、いかにイギリスの新聞向けには通らないか、という悩みも語られています。イギリスの読者は、そもそも日本のニュースに対しては興味が薄いし、少ない記事の中で読者を面白がらせようとすると、どうしてもウケを狙った、日本の実態ともいえないニュースを書かされたり、提出した原稿をどんどん変更されてしまったりする、ということです。

これは一時期問題になった、毎日新聞英語版の事件にも通じますし、逆に、日本の新聞に変わった海外のニュースが載っていても、それは現地の人でも知らなかったり、現地でもおかしいとされていたりということもあるでしょう。言葉や文化を越えて何かを照会するときに常につきまとう問題だと思います。

イギリスの有名人達が「一番好きな汚い言葉」を話すビデオ

わはは。イギリス人のこういうところ、好きだなあ。いろんな下品な英単語(swear words)を堪能できる一本でした。

See You Next Tuesday(次の火曜日にお会いしましょう)がなんで下品なのかわかりませんでしたが、頭文字をとるとC(See), U(You), N, Tで、あの下品な言葉を表しているのだとか。へー。

チャンネル4製作らしいけど、日本で言う放送禁止用語とかにはひっかからないのかしら。

マンチェスター市が「十代妊娠遂行マネージャ」を募集

イギリスのマンチェスター市が出した“Teenage Pregnancy Implementation Manager”(十代妊娠遂行マネージャ)の募集広告が、Diggでウケていました。「最高の肩書き」として。

仕事の中身は、10代で妊娠してしまう若者を減らすためのフルタイムの活動みたいなんですけど、肩書きの誤解できっぷりがひどくて、「地域の十代の妊娠プログラムの管理を支援する熟練して熱意のある人を探しています」、「もしあなたがその技術と経験をエキサイティングな環境で支援を得ながら伸ばしたいのであれば」などタイトルを間違って読めてしまうとギャグにしかならない文面がいっぱいです。