対顔認識アクセサリー – 簡単な図形で、カメラに自動で捕捉されるのを防ぐ

Adam HarveyさんがOpenCVの顔認識機能を使って試した、人間の顔として認識されないようにするための、いわばプライバシー防御パッチがこれ

白黒のマークが描かれたピースを頬の上に二つ並べるだけで、上段の2つの写真は顔だと認識されなくなります。

Facebook上で顔を認識してタグをつけるアプリに、この変装をした写真をアップロードした様子を撮った動画。最後のほう、一枚も顔が認識されていないのがわかります。

CV Dazzle vs PhotoTagger from Adam Harv on Vimeo.

アップロードされた写真から個人を特定して分類したり、監視カメラの映像から映っている人物の年齢や性別を、そして近いうちにおそらく個人を判定するようなソフトウェアは、いろいろなところですでに配備され、認識率もどんどん上がっていくだろうと思います。

近未来の社会では、街中を歩くときにこのようなマークを顔に描いたり貼ったりするのがファッションとなったり、あるいは規制の多い社会では顔にこういったマークをつけることが政府から問題とされたり、というSFのような話が実際に起こるかもしれないですね。

VentureBeat

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[更新]

Engadgetに出た

Wiredに出た

Augmented ID – ケータイカメラに映った人が誰かを教えてくれ、ウェブ上の情報も見せてくれるサービス

僕は人の顔覚えるのが苦手で、勉強会とかで同じ人に何回も「はじめまして」を言ってしまったりするのですが、スウェーデン発のこのサービスが進化していけば、そういう失敗もなくなりそうです。

Flickrの写真に写った顔にかたっぱしからその人のタグをつけておくことで、顔写真から人名を検索するPolar Roseという会社の技術をベースに、ケータイのカメラで他人を写すと、顔認識でそれが誰かを当てることができます。

Augumented IDのデモではさらに、自分の顔写真と、自分が使っている各種ソーシャルサイトのアドレス情報を関連付けることができます。すべてダダ漏れなわけではなくて、その日の会合に合わせて、twitterを見せるとか、Slideshareのプレゼンを見せるのかとか、Facebookを見せるのかとかを事前に設定もできます。

そして、デモ動画のように、誰かをケータイのカメラで写すと、写された人物のまわりに、ウェブ上のいろいろな情報の入り口が表示され、アクセスできる、というコンセプトですね。

今は、探すほうと探されるほうの両方がこのサービスに登録していないと、このデモのようには行かないそうです。60億の人をいきなり誰でも判別できるわけではない、というのは、今の技術を考えるとしょうがないかなとは思います。タグもついてない人が多いでしょうからね。

でも、この先これが進化していくと、人を顔で覚える、という必要も無くなっていくのかもしれません。今誰も電話番号を覚えなくなったように、機械に任せられることは任せてしまうのかも。

# そうなったら、顔写真を名前つきで多数ウェブに上げないといけませんけどね

ブックマークコメントで続々言われたので、見てないけどこれ貼りますね

via ReadWriteWeb