twitterが本人証明サービスを夏から開始

メジャーリーグの監督(セントルイス・カーディナルスのラルーサ監督、田口壮外野手の元上司ですね)がtwitterで登場した偽者を訴えたニュースが出てましたが、twitterのオフィシャルもこの手の有名人のなりすましアカウントに対策を立てるようです。

夏から限定的に試験開始ということなので、まだスクリーンショット例が公開されただけですけど、本人のtwitterだということが確認されたら、こんな風に”Verified Account”(確認されたアカウント)という表示がされるようにするそうです。

twitter-verified-account

公式ブログの説明からすると、twitterの中の人が、人力でそのユーザの公式ページなどを見に行き、そこから「私のtwitterアカウントはこちら」とリンクが張ってあれば本人に間違いない、と認めてこういった表示をする、ように読めますね。けっこう手間のかかる話なので、誰でも使えるというよりも、偽者が現れそうな有名人向けのサービスなのでしょうか。

サイトが本人のものかどうか判定するには、提示した文字列やHTMLタグをサイトに上げてもらう、という確認方法があり、Yahoo, Google, Technorati なんかでサイトのオーナーを特定する必要があるサービスではそうやって持ち主本人を確認していますね。twitterのこのケースの場合は別のサイトとtwitterアカウントの持ち主を同定しても、両方フェイクだということもあるので、上のような公式サイト(が本当に公式サイトであること)を人が見るしかないのかなあ。

via Mashable

英語圏のタレントブロガー

前の記事で、英語圏でのtwitterに有名タレントが(ライターを雇ってでも)参入、という話を書きましたが、ブログの方は日本ほどテレビタレントが幅をきかせているわけでもないようです。日本のタレントブロガーはギネスに載ってますからね。(カウントの仕方に微妙な点があるとはいえ、)影響力は大きいのでしょう。

ではどんなタレントがブログで有名なのでしょう。2008年のWeblogs Awardsというオンライン投票では、Celebrity Blogger(有名人ブロガー)として投票を受けたのはこういう人たちです。

  • ウィル・ウィートン(俳優)
  • ブリトニー・スピアーズ(歌手)
  • マーガレット・チョー(コメディアン・女優)
  • カニエ・ウェスト(歌手・プロデューサー)
  • ジョン・メイヤー(歌手)
    • 同じ賞の2007年度版で一位を取ったのがギルバート・アリーナスというNBAのバスケットボール選手。余談ですがこの人、僕がアメリカに居た頃に地元のチームに在籍していて、人気選手でした。

      しかしこのアリーナス選手、最近長い怪我から復帰したのはいいのですが、「ブログはもう引退だ」宣言(“No more blogging for me.”)もしています。「プロスポーツ選手で最もブログを活用して意見を述べている中の一人」とも紹介されていますが、ブログを止める理由は「ブログを持つことが諸刃の剣だとわかったから。自分を殺そうとするものになったから」、もっと詳しく言うと、「自分も楽しんでファンも喜んでいたけれど、ブログの一部を抜き出して別の用途(訳注: 言ってないことをニュースにするとか)にみんなが使い出したから」ということです。人気スポーツ選手だから、スポーツ欄の記事のネタに拾われて、言ってもいないことを書かれたりしたんじゃないでしょうか。

      気持ちはわからないでもないですね。僕もブログを何年も書いてきましたけど、書き続けると書いた文章の量は膨大なものになります。誰か悪意のある人がいれば、丹念に過去の文章を掘り返して、二つの矛盾する主張が書かれた記事を見つけたり、最新の事件等で白熱した世論から振り返れば批難できるような記述を見つけ出したりすることもできるかもしれませんからね。まあ、そんな突っ込みの入る記事だらけのブロガーだったらしょうがないですが、そういう人はかえって突っ込まれても気にならなかったりしますし。