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アルダスページメーカー、オーロラエース、筆王など、一昔前のパソコンソフトの販売での体験談と、そのときにどういう考え方をしてどういう決断をしたか、というあたりは、自分がそれらのソフトウェアを知っていて、店舗や雑誌広告での競合製品との争いをリアルタイムに見ていたこともあり、とても面白かったです。
「迷ってるヒマがあれば試せ(サイコロを振れ)」、というのと、しかし、「漫然と時間で努力するより、考えられるだけ考え抜け」ということが大事だ、ということなのかな、と読みました。
本のタイトルもうまいですね。世の中に「自分では頭が良いと思っているが、なぜか自分の思うように儲かっていないなあ」と思っている人はたくさんいるでしょう。誰だって「ひょっとして頭が良くないからうまくいかないのでは?」と思うよりも、「儲からない理由があるなら知りたい」と思うでしょうし。
以下、特に面白かった節
- 一本筋の通った人は失敗する
- マトリックスで未来がわかるわけがない
- 調べるな、考えよ
- ビジネスの正解は『ドラゴン桜』の真逆にある
- ポルシェが欲しいから会社をつくってなにが悪い
- 成功する創業社長の共通点は異常な執念深さ
- メタリーダーは優秀である必要はない
- 組織図が先か、人が先かでリーダーの資質がわかる