台湾のCyWee(サイウィー)はWiiのライバルとなるか?

日本語での情報はまだ見当たらなかったけれど、新型ゲーム機コントローラCyWeeというのが、台湾の企業から明日発売(「発売」なのか「発売日発表」なのか自動翻訳ではわかりませんでしたが)となるらしいです。まだ謎だらけですが紹介。

その最大の特徴はコントローラで(というか汎用コントローラでしかない?)、Wiiのコントローラに似ているけど、真ん中あたりが可動するようになっていて、棒状以外に銃やVの字ハンドルの形にもなるようです。

一ヶ月前にYouTubeで発表されていた動画では、コントローラの形状だけが紹介されていますが、

Facebookのこの動画では、ゲーム画面と併せて、コントローラの様々な使用法が見られます。

ご存知のとおり、WiiはPlayStation 3やXBox 360の高機能路線の逆を張って、カジュアルゲームをゲームしなかった層に広げることで大方の予想をくつがえして成功したわけです。この先はPS3やXBox360の高機能が効いてくる可能性もあると僕は思ってますけどまあその話は置いておいて。

そこまでは任天堂の先見の明が褒められることだと思います。しかし、最新の技術を使わなくても売れるゲーム機が作れるとしたら、アメリカや日本じゃなくてもこの戦いに参加できるわけで、PCの主要生産国が台湾になってしまったように、家庭用ゲーム機の主要ベンダーが別の地域から生まれる可能性もありますよね。

対応ゲームのリストが、PCゲームのような気もするので、このゲーム機は中身がパソコンである可能製もあるかもしれません。それとも、PCゲームにこのコントローラ向けの追加対応をしたようなものが専用ソフトになったりするのか。

主要なターゲットは中国本土だろうと思うのですが、海賊版への対策をどうするのかも気になります。日米のメーカーではできなかったことが中国をよく知る台湾企業だとできたりする、のかもしれません。デモのゲーム画面にはそれほど感銘を受けないものの、3陣営の争いに新しい勢力が参入してきたことは注目に値するかなと思いました。

[追記] 今回のものはコントローラだけで、他のゲーム機やパソコンゲームにつなげて使うものかもしれません。この先のラインナップとしてZ, Y, Xとか型番がつけられて紹介しているものもありましたが、詳細不明。

[参考]

CyWee挑戰任天堂

台湾―タイワニーズは前進あるのみ (ワールド・カルチャーガイド)

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学生の時に台湾からの留学生が居ていろいろ話をしていたので、台湾にはずっと行ってみたいと思いつつ長い年月が経ってしまいました。その間にアジアのいろいろな国に行く機会はあったのだけれど、いまだに台湾は後回しです。

僕は旅行に行く前にはガイドブックを何冊も読んで知識を持っていくことが多いです。可能であれば現地の人と会って話をすることも楽しい。まだ具体的な予定は立ってないけれど、台湾についても情報を入れていこうかなと読み始めたところ。

ワールド・カルチャーガイドのシリーズは、他の国のもぱらぱらと読んだりしてますが、旅行ガイドというよりはその国の文化の解説集で、実際にそこに行かなくても読んでいて面白いシリーズです。この台湾版にしても、持ち家主義、選挙、映画産業、プロ野球、温泉、登山、温泉など、この本でなければなかなか出てこないような話が出てきて、読み終わったあとはちょっとした通になれる感じがいいかなと思います。

こっちも今読んでます。こういうのはあまり感想はないけど、写真がいっぱいあってそれを眺めておくのも気分が高まっていいなと思います。

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