公開型SNSと証拠能力

15歳の娘の拒食症の保険申請を却下するために保険会社がfacebookの書き込みを証拠としようとしている話、なんていうのを読んだ。肉体的な病気はこの保険の対象だけど、精神的なものは対象外で、その証拠としてウェブでの書き込みを探してきたとか。アメリカの保険調査員は(顧客にとっては嫌な意味で)優秀だなあ、と思いつつ、ネット上のどんな活動が後々の証拠として持ち出されるかわからない時代になってきたのだなあ、と思いました。

元気がなかった、とか異常な書き込みがあった、ということが自分の不利になるだけではなく、元気で活動していた、というのが自分にとって不利な証拠になる可能性もあるわけで、何が自分の不利になるかは、事件が起こってみないとわからない。でも、それを心配してネットの活動を変えるというのも、問題が起こりうる可能性を考えると杞憂に近いわけですし。

記事中の”internet is not like a diary”(インターネットは日記ではない)は、日本でいう「チラシの裏にでも書いておけ」に対応するのかもしれません。僕は紹介さえあればどこまでも広まっていく今のネットやブログを利用してきた方だし、今までのところはそれを快適に思っていますが、枠の外に一歩踏み出すとその先はいきなり全世界に通じている、というところに、何か仕組みで段階を増やすようなことはできるんでしょうかねえ。Mixi発の炎上のように、枠の中に居ても人力で書き込みが枠を越えてしまうこともあるわけだし。

今日のtwitterスパム

ユーザ名==ドメイン名、というtwitterユーザからfollowされました。「どれどれ」とサイトを見に行くことを期待しているようですね。もちろん無視です。

知らない人から勝手にメッセージを送られない(というか、送られても見ないので気づかない)というのは、eメールよりもだいぶマシですけど、followという行為自体がスパムに使われるとねえ、どう防いでいいものか。

世界の海底ケーブル地図

英ガーディアンによる、世界の海中に張られた海底ケーブルの地図だそうです。

世界の海底ケーブル地図

上が物理的なケーブルの敷設ルート、右下のが帯域にあわせて太さを変えたもののよう。こう見るとやっぱり通信も大西洋を中心に動いてるんですねえ。南の島からネット経由で仕事、といっても、欧米日と快適につながりそうなところというのは限定されそうです。ベトナムからブログ書いてたときも、日本でと比べればさすがにいろいろと不便な点はありました。

そもそもこの地図は船がケーブル切っちゃったというニュース関連で作られたもので、上の地図の黒い線が、その影響をうけた通信ラインだとか。

via del.icio.us/popular

SEOを根絶するいい方法考えた

大手検索エンジン(4社ぐらい?)が、”SEO”って入ってるページを片っ端から順位下げすればいい。おお画期的。

SEOみたいなことを意味する新語が出てくるだろうから、それも片っ端から順位下げてしまう。「検索エンジン」とかも全部規制しちゃうか。

雑誌や書籍があるじゃないか、と言われそうだけど、ネットで正しさを確認できなくなるので嘘つき放題の言いっぱなしになって、結局正しそうな手法も広まらなくなったり。