これはクール
田口さんが動画中の主要なメッセージを和訳されてますね。
僕が気に入ったのはこれかな。「ニュースを探すのではなく、ニュースがあなたを探す」
僕は人の顔覚えるのが苦手で、勉強会とかで同じ人に何回も「はじめまして」を言ってしまったりするのですが、スウェーデン発のこのサービスが進化していけば、そういう失敗もなくなりそうです。
Flickrの写真に写った顔にかたっぱしからその人のタグをつけておくことで、顔写真から人名を検索するPolar Roseという会社の技術をベースに、ケータイのカメラで他人を写すと、顔認識でそれが誰かを当てることができます。
Augumented IDのデモではさらに、自分の顔写真と、自分が使っている各種ソーシャルサイトのアドレス情報を関連付けることができます。すべてダダ漏れなわけではなくて、その日の会合に合わせて、twitterを見せるとか、Slideshareのプレゼンを見せるのかとか、Facebookを見せるのかとかを事前に設定もできます。
そして、デモ動画のように、誰かをケータイのカメラで写すと、写された人物のまわりに、ウェブ上のいろいろな情報の入り口が表示され、アクセスできる、というコンセプトですね。
今は、探すほうと探されるほうの両方がこのサービスに登録していないと、このデモのようには行かないそうです。60億の人をいきなり誰でも判別できるわけではない、というのは、今の技術を考えるとしょうがないかなとは思います。タグもついてない人が多いでしょうからね。
でも、この先これが進化していくと、人を顔で覚える、という必要も無くなっていくのかもしれません。今誰も電話番号を覚えなくなったように、機械に任せられることは任せてしまうのかも。
# そうなったら、顔写真を名前つきで多数ウェブに上げないといけませんけどね
ブックマークコメントで続々言われたので、見てないけどこれ貼りますね
via ReadWriteWeb
Diggで、時計が「12:34:56 07/08/09」になった瞬間を取ったぜ! という写真が話題になっていました。(実際に写真を見ると、年は表示されて無いので9は無いですけど)
アプリケーションの国際化作業とかをしたことのある人は知ってるかと思いますが、年月日の表記は世界の地域ごとに違います。昨日が 07/08/09 になるのは、月/日/年 と書くアメリカの習慣です。
だから、日/月/年 と書くヨーロッパでは、来月8月7日にこの「12:34:56 07/08/09」が来るということになります。
南米とかアフリカ、オセアニアや中東あたりは、どれもヨーロッパと同じようで、つまりアメリカだけ独自の方式ということです。このあたりはメートル法と似たような状況になっているのかと。
まあ、こういうのは自分の会うまわりの人がみんな統一されていれば問題はないわけですけどね。
悲惨なのがカナダで、ヨーロッパ(イギリスと、ケベックはフランス)の影響を受けつつも実際には地続きのアメリカの影響も大きく、両者が混在している地域や状況も多いそうです。そうなると、07/08 のようにどちらにも取れる日付の場合は、書いた人がどっちのつもりで書いたのかを確認する手間が出てしまいます。
日本式だと 2007/08/09 で、この歴史的(?)な瞬間はもう2年前に済んでることになります。中国や韓国もこの順序のようです。ですが、そもそも日本のデジタル時計なら、
2007/08/09 12:34:56
と日付を先に書くと思うので、この話はもとより縁がない話でしたね。
アメリカに住んだとき、最初、クレジットヒストリーが無くてクレジットカードを作ることができず、たいへんでした。
このクレジットヒストリーというのは、その人が公共料金やローン、クレジットカードの支払いをちゃんとやっているか、という記録です。アメリカには、こういうのを集めて管理する会社が数社あり、新たにクレジットカードを申し込むときや、家を賃貸で貸すときとかにお金を払って問い合わせると、「この人はクレジットヒストリーが低い」とか、金払いに関する信用の有無がわかってしまいます。
クレジットヒストリーの点数が高いということは、その人がいっぱい借りて、いっぱいちゃんと返せる、という指標になります。そういう意味では、必ずしもお金持ちかどうかではなくて、カードをよく使う人でしっかりしてる人とかもポイントは上がります。
# ヒストリーが無いところからどうやってヒストリーを作るか、というのは、検索すると解説してる人が何人もいますのでそちらを読んでください。
Googleのマーシャ・コルサンスキーというマネージャーの話したところでは、Googleのコンテンツネットワークと、FICOと呼ばれるクレジットヒストリーの点数を組み合わせて使うことで、広告主に対して「クレジットヒストリーの高い人が見にくるサイトに広告を出す」という絞込みを提供するのだとか。
どのサイトにどんなクレジットヒストリーの人が何パーセントぐらい来てるか、というデータは、サイトのアクセス統計を取るCompeteと共同で、200万人の同意したユーザーのデータを使うことで集めたそうです。
返せる人にだけ、クレジットカードをもう一枚持ちませんか、と広告したり、高い買い物の広告を見せたりするというのは、広告の精度が上がって無駄撃ちが無くなるから企業にとってはいいことなんでしょうねえ。
via Mashable