アメリカ初のビジネス漫画本 ジョニー・ブンコの冒険

ジョニー・ブンコの冒険(原題: The Adventures of Johnny Bunko)は、アメリカ初のマンガ(日本スタイルの漫画)によるキャリア指南本、だそうです。4月1日に出たばかり。

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優秀な成績で卒業し社会人になった主人公、職探しをしなければいけない状況になったところからはじまり、理想の仕事を探し、守り、そこで活躍するための6つの教訓が書かれています。

6つの教訓とは、以下のようなもの

  • There is no plan 「計画」なんかないんだ
  • Forget about your weaknesses 「自分の弱み」については忘れよう
  • Persistence trumps talent 粘り強さは才能を凌駕する
  • It’s not about you 君のことじゃない
  • Make excellent mistakes 素晴らしい失敗をせよ
  • Leave an imprint 印象づけろ

今アメリカで語られているキャリア論が、アル・ゴア(元大統領候補)のスピーチを書いてたという著者によって書かれているということです。そりゃ大物だ。

こ、これは…(笑) いかにも日本の漫画読んでますみたいなシチュエーションですねえ。ああっ女(略)とかそのへんの

宣伝用のビデオもよくできてます。「90年代が『チーズはどこに消えた』なら、新世代にはこの本が答える!」だって。

はてさてアメリカ初のビジネスマンガ本は売れるんでしょうか。マンガ英語ビジネス書だから、英語を勉強している日本人にはそのままでもウケるかもしれないですね。

via TokyoMango

ヒヤリ・ハット

昼: 買ってきた弁当を机まであと一歩のところで落とし、1/3ほど失う。

夕: 紅茶を淹れようとティーバッグをあけてバッグをゴミ箱へ。外袋を急須に入れようとしたところで気づく

これで夜に事故でもやったら、まさにヒヤリ・ハット事例ですね。天気もいいのでひさしぶりに自転車で来たんだけどなあ。気をつけよう。

バイオ技術で作られた500億の極小ニコちゃんマーク

DNA分子を使って水滴一個の中に500億個も入る極小のスマイリーフェイス作った科学者だそうです。

このニコチャンマークの幅は髪の毛の1000分の1で100ナノメートル、厚みは2ナノメートル。

バイオを使ったアートということで美術館で展示中だとか。「DNA折り紙」と名づけられたそうで。他の画像はこちら

via del.icio.us/popular

PHP5の新フレームワークKohanaは「裸の女性クラス」内蔵

KohanaというPHPの新しいフレームワーク、全然しりませんでした。

CodeIgniterをベースにしたフレームワークらしいのですけど、その開発者がソースコードに面白い仕掛けをしていたのをHasin Hayderさんが見つけてます。

フレームワークのソースを入手して展開すると(tracでブラウズしても見えない)、system/libraries/Naked_Woman.php というファイルがあります。裸の女性?

中身はこんな感じ。コメント訳しておきますね。

<?php defined('SYSPATH') or die('No direct script access.');
/**
 * メリークリスマス!
 *
 * Googleがこれを見つけてくれてこのファイルにたくさんアクセスが来ないかなあ
 *
 * @author     Kohana Team
 * @copyright  (c) 2007 Kohana Team
 * @license    http://kohanaphp.com/license.html
 */
class Naked_Woman_Core {
	public function __construct()
	{
		throw new Kohana_User_Exception
		(
			'cash::generate()ください?', 
			'Konahaにはお金を産む機械も裸の女性もいません。ゴメンネ!;)'
		);
	}
} // 終了:裸の女性クラス

ちょっとしたお遊びですけど、これで僕もKohanaの存在を知ったわけで、まさかこれからこういうのが流行したりして?

via The Storyteller

[書評] ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

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ドキュメント戦争広告代理店という本を読みました。ユーゴスラビア連邦(この時点ではセルビアとほぼ同義)からのボスニア・ヘルツェゴビナの分離戦争の趨勢にアメリカの広告代理店がどのように絡んでいたかを最初から最後まで関係者の証言や資料を洗って記述した本です。

日本を含めた西側の報道では、セルビアが一方的にボスニアに「民族浄化」を仕掛けていたとされがちだし、ミロシェビッチがすべて悪いという風になっていた感がありますが、その背景にはPR会社を(偶然の幸運はあっても)使いこなした国と気にしなかった国という差があり、それが気づいた頃には挽回のできないほどの印象差を生み出した、ということが丹念に、恐ろしいほど客観的中立的に書かれています。

国家間の戦争は人類の活動としては最大級のものだと思いますが、それにすらこのように広告代理店が介在しているのだから、世の中のあらゆる情報の背景にそのような支援者が居たとしても不思議ではないのかな、という気にさせられます。

しかし、広告代理店も悪意があるわけではなく、プロとしてクライアントのために最大限の効果を出そうとしているだけなんですよね。そうなると、正邪や勧善懲悪といったわかりやすい答えを求める読み手側に問題があるということだと思うのだけれど、その問題が解消されることなんてあるのかどうか。