「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ

世の中の社会調査の中に、いかにいいかげんなものが多いか、という話と、それを元に間違った情報を拡大再生産するマスメディアに対する批判を書いた本でした。

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米国に比べて政府が集めたデータの公開が少ない、というのは僕も前から感じていて、税金で集めたデータなんだからできるかぎり(調査対象のプライバシーが漏れるような場合を除いて)生データのままで公開し、そこからどんな集計をするかとかどう見せるかとかは利用者にまかせるのがいいのかな、と思います。

マスメディアが面白く取り上げる調査結果の問題点については、これ一冊読んでもなかなか完璧には調査の穴を見つけられないなあと思ったけれど、ネットでの反論も含めて個々人が問題点を見分けられるようになっていくしかないのかなあ。

[保存用] 開設当初の「このブログについて」

個人ブログもやっている、ということを表明した頃に使っていた「当ブログについて」です。

いろいろと活動が変わって来たのでブログのAbout USは自己紹介的な内容に変えることにしました。古いこれも一応書いて出したものなので、ここに移して取っておきます。

仕事でブログ書いてると、あんまり他のブログと絡むこととかないんですよね。どうしてもそれが必要と思うときでなければ、意識的に絡まないようにしてる。炎上とかも会社の利益にならないし。

あと、もちろん自分の個人的なこととかは社員ブログにはほとんど出さないので、そういうのはtwitterとかdel.icio.usとかチャットとかに消えていくのだけれど、それもわびしいかな、というときもあるんです。

とはゆーても、ここに書いたことをネタにあっちのブログに文句つけたり、会社に働きかけて言論を封じようとするような人は必ず出るから、会社員ブロガーである限り真の自由は得られないのかもしれませんねえ。

仕事では頑張って押さえつけてますけど、僕の心の中の獣の部分…じゃなかった僕の考え方ってすごいネガティブなんですよね。ありとあらゆることはうまくいかないように思ってしまう。社員ブログでそれじゃあよくない、皆様を鼓舞するようなブログにはしないと、とポジティブにポジティブに書こうとしてますが、それでもあんなもんです。プライベートなブログなんて愚痴ばっかりに決まってますよ。もう既にこのページがそうだもの。

明日の広告

広告ディレクターによる現在および今後の広告作成側トレンドの解説本。

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前書きの中の『こうした危機感は「時代の先行者たち」によって、少し前から本やブログで繰り返し語られてきた。でも、ちょっと煽りすぎている部分もあったと思う。ネットがテレビを凌駕するとか、テレビCMが崩壊するとか、新聞は生き残れるのかとか、マスメディアは死んだとか、グーグルが世界を制覇するとか。とかとか。 』(リンクは該当すると思われる本を僕が勝手に想像してつけました。違う本を指してるかもしれませんね)が、実は一番笑ってしまったのだけれど、毒(?)はこれぐらいで、本文では淡々と、広告素人でもわかるような平易な表現を用いて、過去の広告業界はどうだったのか、今何が起こっているのか、今後どうなっていきそうか、というのを語っています。

全7章のうち第五章は、著者が手がけたスラムダンク一億冊キャンペーンの内輪話になっていて、これはスラムダンク好きであのあたりの広告キャンペーンも覚えていれば面白いのですが、広告の例としても特殊と本人も書いておられるし、面白く読ませるためのおまけみたいなものかなとも思いました。

この第五章もそれ以外の本論も、とても面白かったのでおすすめしておきます。

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symfony1.1のtaskの作り方・使い方

symfony1.0ではinit-batchでCLI処理を作っていましたが、1.1ではtaskというのが導入されたようです。ブログで書かれていたチュートリアルを見ながら試してみます。バージョン1.1のCookbookにもこの解説は入るようです。

symfonyコマンドが元々呼び出せるタスク群(symfony generate:moduleとか)と同じように自分の作ったタスクを登録し、symfonyコマンドから呼び出すことができます。

$ symfony generate:task akky:hello-world

これで、akky:hello-worldという新タスクが登録されます。

symfonyコマンドを実行すると、タスクの一覧にもこのakky:hello-worldが出てきます。実行も既存タスクと同じで、

$ symfony akky:hello-world

このタスクの本体は、lib/task/akkyHelloworldTask.class.php にできています。

この生成されたコードの中に、タスクのヘルプを書いたりタスクが受け取れるパラメータを指定したり、そしてタスクの本体処理を書けます。

protected function execute($arguments = array(), $options = array())
{
// add code here
echo 'hello, world';
}

これで実行すると、symfonyコマンドからhello, worldを出力させることができました。

パラメータの受け取り方の詳細や、タスクから他のタスクを呼ぶ方法、環境に応じた処理の切り分け方法などは、元のブログ記事をどうぞ。

あと、generate:taskで作成はわかったけど、作ったタスクを消すにはどうするの、と該当するsymfonyコマンドが見当たらなくて迷ったのですけど、taskファイルを消してしまえばいいみたいです。