「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ

世の中の社会調査の中に、いかにいいかげんなものが多いか、という話と、それを元に間違った情報を拡大再生産するマスメディアに対する批判を書いた本でした。

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米国に比べて政府が集めたデータの公開が少ない、というのは僕も前から感じていて、税金で集めたデータなんだからできるかぎり(調査対象のプライバシーが漏れるような場合を除いて)生データのままで公開し、そこからどんな集計をするかとかどう見せるかとかは利用者にまかせるのがいいのかな、と思います。

マスメディアが面白く取り上げる調査結果の問題点については、これ一冊読んでもなかなか完璧には調査の穴を見つけられないなあと思ったけれど、ネットでの反論も含めて個々人が問題点を見分けられるようになっていくしかないのかなあ。