書評: 「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法

「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法 ~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ!/中山裕一朗

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ネットで情報発信することで、地方の小さな町工場が単価の高い注文をどんどん取れるようになった、という話です。たつをさんの紹介が面白そうだったので読んでみました。

著者は大企業でITに絡む仕事をしたあとに地方に帰って家業を継いだ人で、ある意味IT的な手法を使うことで地方の企業を再生させた、ということになると思いますが、最初は「情報発信」という手段を見つけられずに経営を悪化させたといいます。

情報発信といっても、ブログではありません。今なら「ブログで」と行きそうなものですけど、顧客や同業者がチェックしうるものということで、ファックスやニュースレターでの発信です。自分の親とかを考えても、ブログなんてそうそう読まないでしょうし、メール等はまだまだメインの情報公開手段でありつづけるのでしょうね。ましてやRSSをや。

発信することでさらに情報が集まるようになり、ネタ切れは起こらない、というのは自分の経験からもそう思います。一人一人は、実は言語化すれば相当いろいろなノウハウを持っているけれど、いざブログでも何でも書こうとすると自分の知っている何に価値があるのかがわからない、ということではないでしょうか。書いて反応を得ることで、こんなことでも役に立つ人はいるんだな、とか、じゃあこれはどうだろう、というように次々とネタが出てくるようになるのかもしれません。

家にダイスがない

YAPC::Asia Hanさんのチケット希望には多数のご応募(4名)をいただき、ありがとうございました。

「サイコロ振って決めます」と言ってたのに、探してみたら家に一個もサイコロがありません。10面20面100面はおろか6面サイすらないとは、僕はゲーマーとして堕落しました。

手持ちにあるのはこれだけ。最近ゲームやってないからなあ

しょうがないのでドミノを使うことに

ほいやっ

ということで、4番目にメールいただいた田中雄一郎さんに決定しましたー。あとでメールします。

書評: おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由

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サイボウズ・ラボの本棚にあったのを借りてきて読みました。最近「サイボウズ・ラボ宛」に本が来ることがあるんだけど、誰かの名指しじゃないと遠慮しあってなかなか読まれないという気もします。

第一部はブログの内容に加筆、第二部と第三部は月刊アスキーに載ってたものを転載したものなので、中島さんのブログを読み、月刊アスキーを毎月読んでいる自分にとっては新しい話はなかったです。

といいつつも、端折りながら最後まで読んでしまったから、一度読んだはずのものでもおもしろいし、おもしろい人たちとの対談はやっぱりおもしろい、ということですね。ブログも月アスも読んでない人にはすごくおもしろいんじゃないかと思います。

世代的にはGAMEとCANDYを作った人というのがすごいところですね。

YAPC::Asiaのチケット差し上げます

来週の15(木), 16(金)に開催されるYAPC::Asiaなんですが、友達が出張で行けなくなったということでチケットが一枚余ってます。

友達ってのはHanamaru K.K.のHan Kesselsさんで、最初にあったのもYAPC::Tokyoだったんですけどね。最近はOpenIDに関係した新しいセキュリティソフトウェアを開発してるみたいです。

誰か行きたくてチケット買えなかった人知らない? と言われたのでここで聞いてみます。

興味のある人は12(月)の夜24時までにメールください。メールアドレスは僕の姓をローマ字で、あとgmail.comです。タイトルに「YAPC::Asia Hanさんのチケット希望」と書いてください。希望者が複数いた場合はサイコロ振って決めます。当選者の発表は13日(火)の12時頃に。このエントリに追記します。

[追記] 締め切りました。4人の方からメールいただきました。とりあえずそれだけご報告。もう眠いのでサイコロは明日の朝に。

[追記] 抽選しました。当選者の方にはメールでお知らせします。

暴力的なゲームは少年少女を殺人者に変えたりしないという研究結果が発表される

二人のハーバード大の研究者が、2年間、1.5億円、1500人の子供を対象にした研究プロジェクトの結果を出版したそうです。

結果は、ゲームが実世界での暴力性を増すという関連はまったく見つからなかったということ。暴力的なビデオゲームはむしろストレスの解消に貢献したとのこと。また、遊んだあと遊びで格闘をはじめる子供もいたけれど、その率は他のアクション映画やカラテ映画を見たあとと特にかわらなかったそうです。

暴力ゲームと子供の暴力性の相関関係はあったものの、それはゲームをするから暴力を振るうのではなく、暴力を振るう性向が暴力ゲームを選ばせているからだとか。

さらに面白いのは、この研究者が「いまどきの、まったくゲームで遊ばない子供がいたら、その子供は社会性が無いと見ていいでしょう」と言っていること。今の子供にとってゲームは社会的な言語能力の一つで、それにまったく見向きもしないとしたらそのほうがよほど危険だ、そうです。

via Digg

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[追記] 『プレイもしないで「暴力ゲーム」を非難しないで』 というのが出てました。やっぱりGTA関連ですね。アメリカですごい売れてるらしいですけど、売れてるからこそ批判も用語も研究に絡めたニュースも出まくっているんですね最近。