一日一秒で少女の暮らしを描いたショッキングな動画

ある少女の毎日の生活を一秒ずつ切り取ってつなげた動画。少女の誕生日で始まったビデオはしかし、後半、少女の周りを襲うつらい変化を映し出していきます…

終わりも誕生日なのですが、もう少女の顔に笑みは見られません。

Save the Children(子供を救え)のイギリス支部が制作した動画です。シリアなどの戦争地帯では今でも実際に起こっていることです。

[書評] ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

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ドキュメント戦争広告代理店という本を読みました。ユーゴスラビア連邦(この時点ではセルビアとほぼ同義)からのボスニア・ヘルツェゴビナの分離戦争の趨勢にアメリカの広告代理店がどのように絡んでいたかを最初から最後まで関係者の証言や資料を洗って記述した本です。

日本を含めた西側の報道では、セルビアが一方的にボスニアに「民族浄化」を仕掛けていたとされがちだし、ミロシェビッチがすべて悪いという風になっていた感がありますが、その背景にはPR会社を(偶然の幸運はあっても)使いこなした国と気にしなかった国という差があり、それが気づいた頃には挽回のできないほどの印象差を生み出した、ということが丹念に、恐ろしいほど客観的中立的に書かれています。

国家間の戦争は人類の活動としては最大級のものだと思いますが、それにすらこのように広告代理店が介在しているのだから、世の中のあらゆる情報の背景にそのような支援者が居たとしても不思議ではないのかな、という気にさせられます。

しかし、広告代理店も悪意があるわけではなく、プロとしてクライアントのために最大限の効果を出そうとしているだけなんですよね。そうなると、正邪や勧善懲悪といったわかりやすい答えを求める読み手側に問題があるということだと思うのだけれど、その問題が解消されることなんてあるのかどうか。