新成田エクスプレスは余分なオチンチンを…何?

成田エクスプレスの新しい車両には、鍵のついた荷物置き場があるようですね。

で、その説明書きに英文がついているらしいのですが、その英文が「変」なんだそうです。

日本語の説明文がこれ。

指定された暗証番号をお忘れの場合は、列車終着駅でお荷物の引渡しとなります。

その横についている英語の説明がこれ。

When the set combination is forgotten, it becomes a delivery of the spare prick in the train terminal station.

これを日本語に再翻訳すると、”prick”は「突く」とか俗語で「おちんちん」の意味なので、

セットの組み合わせが忘れられたら、この列車のターミナル駅で余分なおちんちんの配達になるでしょう。

前半もちょっと変ですが、問題は後半。「この列車のターミナル駅」は「この列車の最後の停車駅」の言い間違いですが、その後になぜか「余分な突き」「予備の刺し傷」、あるいは「余分なおちんちん」が登場します。

ブログAltJapanでの推理によると、エキサイト翻訳がこれに近い結果を出すのだそうです。エキサイト翻訳に「お荷物」を入力すると、

excite-spare-prick-screenshot

たしかに「お荷物」=”spare prick”=「余分なちんちん」となります。

なぜこんな訳語が入ったのかということですが、AltJapanの人によると、(彼がこれまで聞いたこともないという)イギリス英語のフレーズ”like a spare pricks at a wedding”(結婚式のお邪魔もの、お荷物)という表現があるそうで、ここから、「お荷物」=”spare prick”という間違った対応が生まれているようです。このフレーズの場合の「お荷物」は、あきらかにネガティブな意味の方の「お荷物」ですね。お客様向けの丁寧さを表す「お」ではなく。

ある文脈でそれが「お荷物」を表すからといって、機械的に置き換えるのは危険ですよ、というのがわかります。

翻訳した英文をもう一度エキサイト翻訳で逆変換すると、ちゃんと「お荷物」になってしまいますので、簡易なチェックである「元の言語にもう一回機械翻訳しなおす」というだけでは、この失敗は防げない。この失敗を防ぐには、別の翻訳サイトで逆翻訳をすべきだったかもしれません。

まあ、JR東日本みたいな大きな会社だったら、英語ネイティブの社員だっているでしょうし、ネイティブにチェックしてもらうのが結果的に一番安上がりだと思いますが。

なお、英語圏の人に日本語⇒英語の誤訳について反撃したい場合は、アジアジンでも紹介した「偶然だぞ」を見せてあげるといいでしょう。

# なお、この記事、タイトルで僕も単語の選択を間違っております…

また、究極の失敗としては、以前紹介した中国の「翻訳サーバーエラー食堂」も、よい教訓になるかと。

via Gen Kanai