書評: 馬雲のアリババと中国の知恵

中国市場でeBayと戦っているネットコマースの大企業アリババの歴史や企業文化を、創業者の馬雲(ジャック・マー)さんを中心に書いた本です。

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中国の大手サイトの経営者たちの多くが、武侠小説を読み込んでいたり、武侠小説の大家金庸さんをゲストに呼ぶといったらフォーラムに参加したり、という話が面白いです。大きく成長している中国のネット市場で割拠する群雄の多くが、武侠小説のファンだったりするところが。ま、中国語圏では金庸さんの小説を誰もが読んでいるらしいので、CEO達も読んでいるということかもしれませんけど。

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馬雲という人物は、能弁で思慮深く、おそらく人間的魅力にも溢れているのだろうと思いますが、著者はそこのところはそれほど踏み込めていないようです。馬雲本人とはそれほど話していないのかもしれません。また、アリババという会社は堅実経営のようなのに、著者が少し盛り上がりすぎているのもちょっと気になったところ。

自国に対する思いいれが強く出てしまっているところも散見されますが、国が急速に伸びているときの中の人はこんなものなんだろうなあ、という気もしますし、そのあたりは日本の高度成長期のイケイケ感(知らないけど)と似てるのかもしれませんね。

全体としては、中国ネット会の主要人物やサービスについても知ることができて、読んだ価値はあったかと思いました。

Color Wars 2008勃発

カラーウォーズ2008ロゴ

twitter色戦争 – レッドチームに入ろうぜで紹介した、twitterのフォローを使って好きな色のグループで集まる企画の主催者が明らかになってきたようです。

Mashableがスーパーグリーンチームに加入したという宣言と一緒に紹介しているのは、Color Wars 2008という新しいサイト。

ここでは、左側でこれまでにできたチームを一覧することができます。登録されたチームの数は80個以上。

また、ゲーム#1として、Flickrを使ったじゃんけんゲームの案内がされています。Flickrに、チームカラーの色の服装を着た上でグー・チョキ・パーを出した写真を撮り、指定されたタグでtwitter名やチーム名を埋め込んで期限内までに提出するというもの。

Flickrを”rsb scissors”などで検索すると、すでに多数のじゃんけん写真が上がっています。

カラーウォーズゲーム1でプレイヤーがあげた写真

一チーム10名以上の参加で、チームとして他のチームとの対決が行われるそうです。ゲーム#1の締め切りは3/24 00:00 (アメリカ東海岸時間)

ネット上のいろいろなサービスを連動させて遊ぶ、というこのアイデアはなかなか面白そうで、このあともいろいろ出てきそうな気がします。そういえば2ちゃんねるの板対抗トーナメントみたいのも昔ありましたっけ。

六次の隔たりがマイクロソフトの研究で立証されたというニュースが

“six degrees of separation”(六次の隔たり)というと、知り合いの知り合いを伝っていけば6人で世界中の人とつながっているよ、という昔の研究で、その確からしさが議論になったり、いろんな人たちが検証したりという面白いテーマですね。

最近だとmixiのエンジニアブログでもmixiのデータを使って検証されていました。

mixiのスモールワールド性の検証

マイクロソフトもMSN メッセンジャーのデータを使って同様の解析を行ったというニュースを読みました。2億4千万人のメッセンジャーユーザの、300億個のメッセージを解析したのだとか。

それによると、ランダムに選んだ二人をつなげるには、平均6.6人必要ということで、端数はあるけどまあ近い数字になっていますね。

この研究は北京で行われるWWW2008で発表されるということです。

via Mashable

NHKがScobleさんに面白い取材をやらかしたらしい

元マイクロソフトの社員ブロガーにして、人気ブログScobleizerの書き手、ロバート・スコブルさんのtwitterに面白いつぶやきが。

I’m on NHK TV. It is showing Facebook and Barack Obama’s site on Japanese Television. One guy wants to be Japanese Andrew Keen. Hmmm.

NHK TVに出てるよ。Facebookやバラク・オバマ(民主党大統領候補)のウェブサイトを日本のテレビで見せようという番組で、ある出演者は日本のアンドリュー・キーン(反ブログの批評家)になりたがってるようだ。ふーむ。

Skypeビデオと同時通訳を使って、日本側のスタジオとテキサスのホテルの部屋でやりとりをしていたそうです。NHKでの放送が生だったのか、それとも放映はこれからなのかわからないけれど。生中継ってことはないか。

Guys on NHK/Japan TV are really pissing me off. Very anti Internet and pro-professional journalism. Anti-blog.

NHKに出てる連中はひどかったよ。ものすごく反インターネット/反ブログで、プロジャーナリズム擁護なんだもの。

アメリカと対比すると日本はメディアとネットの敵対関係が強いですからね。

日本の旧メディアには、インターネットの悪い評判を立ててればテレビや新聞が安泰になる、と信じてる人が多いのかもしれません。自分たちの定年まで持てばいいという考えなのかもしれないけど。

The usual crap, trying to make bloggers and professional journalists into conflict. Saying online media not true, etc.

ブロガーとプロ・ジャーナリストを戦わせようといういつものやり口さ。オンラインのメディアは嘘ばっかり、とかそういうやつ。

Wow, if this is Japanese public television, I really don’t hold out much hope for Japan getting the Internet. Horrible mischaracterizations.

ワオ、もしこんなのが日本の公共テレビだとしたら、日本がインターネットに適応していくことなんて到底期待できたものじゃないな。なんてひどいレッテル貼りをするもんだ。

NHKの番組制作者やその番組の日本側の出演者とやらは、英語圏の有力ブロガーが書くことがひょっとするとNHKの番組以上の影響力を持つこともある、ということを理解してるんでしょうかね。

Scobleさんからみた取材/討論の様子は近いうちにSobleizerで書かれるかもしれません。怖いもの見たさという意味で面白いかも。

[追記]

twitterではなく彼のブログのほうにも2月に言及がされていました。こちらは先月に同じ番組向けにインタビューアと通訳を介して話したときのものです。ということは、アメリカで取材があった上でビデオ会議をしたということですね。

ミクシィの利用規約はMAD書籍を作るため

「ニコニコ動画でMAD動画を作るように、みんなの日記でMAD本を作りたかっただけなんだよ。」という弁明をするのはどうでしょ。

mixi、4月より利用規約を改定、「日記情報の使用権をミクシィに許諾」条項を追加:ITpro

mixi、4月に規約改定。「日記等の著作物はユーザー自身が権利を有する」