電子書籍で世界をリードする日本

ここのところ毎年が電子書籍元年ですけど、日本の電子書籍市場ってものすごく大きくて、それも今年突然伸びたわけじゃないんですね。

検索で良く出てくるのが矢野経済研究所のレポートで、最新のは2010年11月18日に出たこれ [pdf] かなと思いますが、2009年時点で630億円の売上があると推計されています。2010年の予想は670億円。

一方アメリカの方はというと、2010年11月8日にフォレスターが2010年の売上が9.66億ドルになりそうだ、と言っています。これを今日のレートで換算すると796億円になります。

あれ? 人口が2.5倍いるのに、売上は18%しか多くないですよ。iPadとかKindleがあってもそんなものなんだ。

インプレスR&Dのレポートでは、日本の電子書籍市場の89%は携帯電話向けで、その中心は電子コミックだということです。なるほど。ケータイで読むマンガが日本の電子書籍の主流で、その規模はマーケットがもっと大きなはずのアメリカとも匹敵するレベルにあるんですね。

じゃあなんでこのへんを無視して「電子書籍元年」とか言っちゃうかというと、ケータイでマンガを読むことを「ケータイで読むのは読書じゃないし、漫画は書籍じゃない」と言うような人達が、これまで長年やってきた紙の厚い本を読む習慣に似たものだけを「電子書籍」と言ってもてはやしているのではないかなあ。

僕は漫画が大好きで、文字の本と漫画で同じものが書かれていたら迷わず漫画の方を読むので、もっと漫画が増えればいいし、世界中の人ももっと漫画で知識を得るといいよ、と思っています。

参考:

秋元 » 書籍vs電子出版じゃなくて、書籍vs電子出版vsウェブだよね

秋元 » [The Japan Times記事翻訳]日本の漫画ファンは携帯電話を図書館に変えた。可能性は尽きない

書籍vs電子出版じゃなくて、書籍vs電子出版vsウェブだよね

紙かe-bookかという二択で考えるのはおかしいのでは。

僕自身は日常読む活字の99%ぐらいはウェブになっていますし。

電子書籍というのは紙の本時代のパッケージングをインターネット上で再現しようという試みであって、そもそも「みんながこれまでと同様、ひとまとまりのコンテンツにお金を払う未来が来る」という前提のものですよね。その未来は来ないかもしれない。

ただ、紙メディアにいる人も、ウェブで目立っている人も、どちらも「本(や本のようなもの)を書く人にはたくさん報酬が与えられるような未来が望ましい」という点で一致しているので、紙でもウェブでも「紙の書籍か電子書籍か」とか「電子書籍が紙の書籍に取って代わるのはいつか」みたいな話ばかりになるのかなあと。

関連:

電子書籍で世界をリードする日本 | 秋元

努力が必ず報われるわけなんかないが、

報われたければ努力もしておかないわけにもいかんだろう、と思います。「べっ、べつに報われたくなんかないんだからねっ」ということならば好きにすればよろし。

努力したがる人にも、努力せずに成功したがる人にも、世の中は平等に騙す人達を用意してくれてるんじゃないかな。おお僕ってば上からめっせん~。

しょせん、三連休、食っちゃ寝食っちゃ寝でマンガばっか読んでる奴の言うことですが。でも休み明けからはちょっと努力しよう。っと。